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Cosminexus V11 アプリケーションサーバ 機能解説 基本・開発編(EJBコンテナ)


3.3.4 EJBクライアントアプリケーションの実行に必要な環境変数の設定

この節では,EJBクライアントアプリケーションの環境変数の設定について説明します。EJBクライアントアプリケーションの実行に必要な環境変数を次に示します。

なお,スタンドアロンプログラム実行機能としてcjclstartapコマンドを使用する場合も,環境変数の指定が必要です。

表3‒6 EJBクライアントアプリケーションの実行に必要な環境変数(Windowsの場合)

環境変数

コマンド

cjclstartap

vbj

PATH※1

<Application Serverのインストールディレクトリ>\jdk\bin

<Application Serverのインストールディレクトリ>\TPB\bin

<Application Serverのインストールディレクトリ>\PRF\bin

VBROKER_ADM

<Application Serverのインストールディレクトリ>\TPB\adm

PRFSPOOL※2

<Application Serverのインストールディレクトリ>\PRF\spool

TZ

JST-9 など

(凡例)

○:コマンドに環境変数を指定する必要がある。設定は必須である。

▲:インストーラによって設定される。設定は任意である。

−:設定する必要がない。

注※1

環境変数「PATH」の先頭に「<Application Serverのインストールディレクトリ>\jdk\bin」を指定してください。

注※2

インストーラによって設定されるPRFSPOOL環境変数配下には,Performance Tracerのログが出力されますが,EJBクライアントアプリケーションを実行するマシンにPRFデーモンを配置しない場合,モジュールトレースが単調増加してしまいます。

PRFデーモンを配置しない場合は,PRFSPOOL環境変数を設定しないでください。具体的には次のどちらかの方法を実行してください。

・システム環境変数からPRFSPOOL環境変数を削除する。

・EJBクライアント実行時に,PRFSPOOL環境変数を無効にする。

表3‒7 EJBクライアントアプリケーションの実行に必要な環境変数(UNIXの場合)

環境変数

コマンド

cjclstartap

vbj

LIBPATH,またはLD_LIBRARY_PATH※1

/opt/Cosminexus/TPB/lib

/opt/Cosminexus/PRF/lib

PATH※2

/opt/Cosminexus/jdk/bin

/opt/Cosminexus/TPB/bin

/bin

/usr/bin

VBROKER_ADM

/opt/Cosminexus/TPB/adm

PRFSPOOL※3

/opt/Cosminexus/PRF/spool

TZ

JST-9 など

(凡例)

○:コマンドに環境変数を指定する必要がある。設定は必須である。

△:設定は任意である。

−:設定する必要がない。

注※1

OSによって,使用する環境変数名が異なります。

LIBPATH:AIXの場合

LD_LIBRARY_PATH:Linuxの場合

注※2

環境変数「PATH」の先頭に「/opt/Cosminexus/jdk/bin」を指定してください。

注※3

PRFSPOOL環境変数配下にはPerformance Tracerのログが出力されますが,EJBクライアントアプリケーションを実行するマシンにPRFデーモンを配置しない場合,モジュールトレースが単調増加してしまいます。

PRFデーモンを配置しない場合はPRFSPOOL環境変数を設定しないでください。具体的には,EJBクライアント実行時に,PRFSPOOL環境変数を無効にしてください。

実行環境がAIXの場合は,上記の表に示す環境変数とは別に,AIX固有の環境変数を設定する必要があります。詳細については,マニュアル「アプリケーションサーバ リファレンス コマンド編」の「付録H.2 AIX固有の環境変数」を参照してください。