付録C.5 Webアプリケーションの動作を最適化するためのチューニングパラメタ(推奨手順以外の場合)
ここでは,Webアプリケーションの動作を最適化するために使用するチューニングパラメタの設定個所についてまとめて示します。
(1) 静的コンテンツとWebアプリケーションの配置を切り分けるためのチューニングパラメタ
静的コンテンツとWebアプリケーションの配置の切り分けは,Webサーバの動作を定義するファイルのパラメタとして指定します。
設定方法 |
設定個所 |
---|---|
運用管理ポータル |
[論理Webサーバの定義]画面の「リバースプロキシの設定」 |
ファイル編集 |
httpsd.confのProxyPassディレクティブ※ |
注※ httpsd.confの詳細については,マニュアル「HTTP Server」を参照してください。
(2) 静的コンテンツをキャッシュするためのチューニングパラメタ
静的コンテンツをキャッシュするためのチューニングパラメタについて説明します。これらのチューニングパラメタは,Webコンテナ単位またはWebアプリケーション単位に設定します。
Webコンテナ単位に設定するチューニングパラメタの設定方法および設定個所について,次の表に示します。
設定項目 |
設定方法 |
設定個所 |
---|---|---|
静的コンテンツのキャッシュを使用するかどうかの選択 |
運用管理ポータル |
[Webコンテナの設定]画面の「Webコンテナの設定」の「静的コンテンツキャッシュ機能」 |
ファイル編集 |
usrconf.propertiesのwebserver.static_content.cache.enabledキー |
|
Webアプリケーション単位のメモリサイズの上限値の設定 |
運用管理ポータル |
[Webコンテナの設定]画面の「Webコンテナの設定」の「キャッシュサイズ」 |
ファイル編集 |
usrconf.propertiesのwebserver.static_content.cache.sizeキー |
|
キャッシュする静的コンテンツのファイルサイズの上限値の設定 |
運用管理ポータル |
[Webコンテナの設定]画面の「Webコンテナの設定」の「ファイルサイズ」 |
ファイル編集 |
usrconf.propertiesのwebserver.static_content.cache.filesize.thresholdキー |
Webアプリケーション単位に設定するチューニングパラメタについては,推奨手順の場合と違いがありません。