8.8.5 CTMの動作を最適化するチューニングパラメタ
ここでは,CTMの動作の最適化で使用するチューニングパラメタの設定方法についてまとめて示します。
- 〈この項の構成〉
(1) CTMドメインマネジャおよびCTMデーモンの稼働状態の監視間隔を設定するチューニングパラメタ
CTMドメインマネジャの稼働状態の監視間隔をチューニングするパラメタについて説明します。
次の表に示す項目は,Smart Composer機能で設定します。パラメタは,簡易構築定義ファイルに定義します。
なお,監視間隔は,送信間隔×係数の値になります。
対象 |
設定項目 |
設定対象 |
設定個所(パラメタ名) |
---|---|---|---|
同じネットワークセグメント内にあるCTMドメインマネジャ |
送信間隔 |
論理CTMドメインマネジャ(ctm-domain-manager) |
cdm.SendInterval |
係数 |
論理CTMドメインマネジャ(ctm-domain-manager) |
cdm.AliveCheckCount |
|
異なるネットワークセグメントにあるCTMドメインマネジャ |
送信間隔 |
論理CTMドメインマネジャ(ctm-domain-manager) |
cdm.SendHostInterval |
係数 |
論理CTMドメインマネジャ(ctm-domain-manager) |
cdm.AliveCheckCount |
CTMデーモンの稼働状態の監視間隔をチューニングするパラメタについて説明します。
次の表に示す項目は,Smart Composer機能で設定します。パラメタは,簡易構築定義ファイルに定義します。
設定項目 |
設定対象 |
設定個所(パラメタ名) |
---|---|---|
CTMデーモン間転送時のタイムアウト |
論理CTM |
ctm.DCSendTimeOut |
(2) 負荷状況監視間隔を設定するチューニングパラメタ
負荷状況監視間隔をチューニングするパラメタについて説明します。
次の表に示す項目は,Smart Composer機能で設定します。パラメタは,簡易構築定義ファイルに定義します。
設定項目 |
設定対象 |
設定個所(パラメタ名) |
---|---|---|
CTMデーモン間転送時のタイムアウト |
論理CTM |
ctm.LoadCheckInterval |
(3) CTMデーモンのタイムアウト閉塞を設定するチューニングパラメタ
タイムアウト閉塞は,タイムアウト発生回数と監視間隔を設定しておくことによって,実行されます。
CTMデーモンのタイムアウト閉塞をチューニングするパラメタについて説明します。
次の表に示す項目は,Smart Composer機能で設定します。パラメタは,簡易構築定義ファイルに定義します。
設定項目 |
設定対象 |
設定個所(パラメタ名) |
---|---|---|
タイムアウト発生回数 |
論理CTM |
ctm.RequestCount |
監視時間間隔 |
論理CTM |
ctm.RequestInterval |
(4) CTMで振り分けるリクエストの優先順位を設定するチューニングパラメタ
CTMで振り分けるリクエストの優先順位の設定は,EJBクライアントアプリケーションの場合と,J2EEサーバの場合で異なります。また,J2EEサーバの場合,システムの構築方法によって設定個所が異なります。CTMで振り分けるリクエストの優先順位を設定するチューニングパラメタを次の表に示します。
設定単位 |
設定方法 |
設定個所 |
---|---|---|
EJBクライアントアプリケーション |
ファイル編集またはEJBクライアントアプリケーション開始時に指定するシステムプロパティの指定 |
|
J2EEサーバ |
Smart Composer機能 |
|