7.2.2 オブジェクトの寿命と年齢の関係
オブジェクトがCopyGCの対象になった回数をオブジェクトの年齢といいます。
オブジェクトの寿命と年齢の関係を次の図に示します。
アプリケーションが開始して初期化処理が完了したあとで,何度かのCopyGCが実行されると,長期間必要になる寿命の長いオブジェクトはTenured領域に移動します。このため,アプリケーションの開始後しばらくすると,Javaヒープの状態は安定し,作成されるJavaオブジェクトとしては,寿命が短いオブジェクトが多くなります。特に,New領域のチューニングが適切にできている場合,Javaヒープが安定したあとの大半のオブジェクトは,1回目のCopyGCで回収される,寿命が短いオブジェクトになります。