Hitachi

Cosminexus V11 アプリケーションサーバ システム設計ガイド


5.1.4 運用管理サーバの使用リソース

運用管理サーバの使用リソースの見積もりについて,OSごとに説明します。

なお,使用リソースの見積もりの各表にある,「オプション設定ファイル例」については,使用しているOSのバージョン,およびカーネルのバージョンごとに異なります。使用しているOSのマニュアルを参照して,表中の見積もり式を基に見積もった値を設定してください。使用しているOSで該当するカーネルパラメタが設定できない場合には,設定は不要です。

〈この項の構成〉

(1) AIXの場合

運用管理サーバの使用リソースの見積もりについて,次の表に示します。

表5‒9 運用管理サーバの使用リソースの見積もり(AIXの場合)

システムリソース

パラメタ

所要量

オプション設定ファイル例

プロセス数

5+A

スレッド数

101+論理サーバ数×4+A

ファイルディスクリプタ数

nofiles

218+論理サーバ数×3

/etc/security/limits

(凡例)−:該当しません。

注※

Aは同時に実行するManagementアクション数です。Managementイベント発生時,Managementアクションを実行する場合だけ,次の値を加算します。

  • 各J2EEサーバのManagementイベント発行用プロパティファイルのmanager.mevent.send.maxキーの指定値の合計

(2) Linuxの場合

運用管理サーバの使用リソースの見積もりについて,次の表に示します。

表5‒10 運用管理サーバの使用リソースの見積もり(Linuxの場合)

システムリソース

パラメタ

所要量

オプション設定ファイル例

プロセス数

threads-max※1

5+A※2

/proc/sys/kernel/threads-max

スレッド数

threads-max※1

101+論理サーバ数×4+A※2

ファイルディスクリプタ数

fs.files-max

218+論理サーバ数×3

/proc/sys/fs/file-max

(凡例)−:該当しません。

注※1

threads-maxパラメタには,プロセス数とスレッド数の合計を指定してください。

注※2

Aは同時に実行するManagementアクション数です。Managementイベント発生時,Managementアクションを実行する場合だけ,次の値を加算します。

  • 各J2EEサーバのManagementイベント発行用プロパティファイルのmanager.mevent.send.maxキーの指定値の合計