3.9 運用管理プロセスの配置を検討する
この節では,運用管理に使用するプロセスである,Management Serverの配置について説明します。Management Serverは,複数のホスト上に構築されているアプリケーションサーバのシステム全体を一括管理,および一括運用するプロセスです。Management Serverを使用することで,各ホスト上のサーバの環境設定をまとめて実施したり,サーバを一括起動したりできます。また,システム全体の状態を把握できます。
ここでは,次の構成を説明します。
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コマンドを使用して運用する構成
なお,運用管理サーバモデルでManagement Serverを配置したマシンを,運用管理サーバといいます。
- 参考
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Management Serverの機能を使用して,J2EEサーバ,またはバッチサーバの稼働情報を監視・収集する場合,運用監視エージェントというエージェントプログラムを使用します。監視対象にするホスト上で,監視対象にするJ2EEサーバ,またはバッチサーバに一つずつ含まれます。また,クラスタ構成の場合は,クラスタに含まれるJ2EEサーバに一つずつ含まれます。
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業務用のサーバを配置したLANと管理用のサーバを配置したLANに分けている場合,運用管理サーバを管理用のサーバを配置したLANに置くこともできます。LANを分け,一つのマシンを複数のネットワークセグメントに接続する場合,環境設定に注意が必要です。詳細については,マニュアル「アプリケーションサーバ 運用管理ポータル操作ガイド」の「付録D 一つのマシンを複数のネットワークセグメントに接続する場合の環境設定での注意」を参照してください。
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