3.4.1 サーブレットとJSPをアクセスポイントに使用する構成(Webサーバ連携の場合)
サーブレットとJSPがアクセスポイントになる,Webベースのシステム構成について説明します。この構成をWebクライアント構成といいます。Webフロントシステムで使用できる構成です。ここでは,Webサーバ連携の場合の構成について説明します。
また,この構成でインターネットに接続する場合,セキュリティの観点から,アプリケーションサーバと同じマシンに配置するWebサーバとは別に,DMZにリバースプロキシの機能を持つWebサーバを配置することをお勧めします。詳細は,マニュアル「アプリケーションサーバ 機能解説 セキュリティ管理機能編」の「3.3 DMZへのリバースプロキシの配置を検討する」を参照してください。
- 〈この項の構成〉
(1) システム構成の特徴
Webフロントシステムで,Webブラウザから送信されたリクエストをアプリケーションサーバで処理する場合に適用されるシステム構成です。
最も基本的なWebクライアント構成は,クライアントマシンと1台のアプリケーションサーバマシンによって構築できます。1台のアプリケーションサーバマシンで構築するWebクライアント構成の例を次の図に示します。
これ以外の凡例については,「3.2 システム構成の説明について」を参照してください。
- 特徴
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クライアントで使用するソフトウェアはWebブラウザだけです。なお,NIO HTTPサーバにアクセスする場合,次の点に留意してください。
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NIO HTTPサーバでは,HTTPSはサポートされていません。このため,SSLを使用する場合には,プロキシサーバをフロントに配置してプロキシモジュールを組み込んだWebサーバのSSL機能を使用するか,またはSSLアクセラレータをフロントに配置してください。
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- リクエストの流れ
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アクセスポイントであるサーブレットとJSPは,J2EEサーバ上で動作します。これらのコンポーネントは,WebブラウザからWebサーバ経由でアクセスされます。
(2) それぞれのマシンに必要なプロセスとソフトウェア
それぞれのマシンに必要なソフトウェアとプロセスについて説明します。なお,リソースと接続するために必要なプロセスについては,「3.6 トランザクションの種類を検討する」を参照してください。
(a) アプリケーションサーバマシン
アプリケーションサーバマシンには,Application Serverをインストールする必要があります。
必要なプロセスは次のとおりです。
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Webサーバ
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J2EEサーバ
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運用管理エージェント
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PRFデーモン
なお,Application Serverには,WebサーバであるHTTP Serverが含まれています。
(b) 運用管理サーバマシン
運用管理サーバマシンには,Application Serverをインストールする必要があります。
起動するプロセスは次のとおりです。
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Management Server
(c) Webクライアントマシン
Webクライアントマシンには,Webブラウザが必要です。