3.2.1 この章のシステム構成に共通する留意点
各システム構成に共通して,次のことに留意してください。
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この章では,Application Serverを使用した場合のシステム構成について説明しています。必要に応じて,この章で使用している用語を,ご利用の製品に読み替えてください。
ご利用の製品とこの章で使用している製品の対応を次の表に示します。
表3‒2 ご利用の製品とこの章で使用している製品の対応 ご利用の製品
この章で記載している製品
Developer※
Application Server
Service Architect※
Service Platform
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システム構成の例では,主に,アプリケーションサーバを役割ごとに1台ずつ配置した例を示していますが,実際の構成では,スケーラビリティと可用性を考慮して負荷分散機などを使用したクラスタ構成にすることをお勧めします。これによって,トラブルが発生した場合やサーバのメンテナンスが必要な場合に,サービスが完全に止まることを防げます。負荷分散をする構成については,「3.7 ロードバランスクラスタによる負荷分散方式を検討する」を参照してください。
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この章では,Management Serverを利用して運用することにした場合の例を示しています。Management Serverを利用しないで運用する場合,次のプロセスは不要ですので,省略してお読みください。
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Management Server
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運用管理エージェント
運用管理に必要なプロセスだけを起動するマシンを運用管理サーバマシンといいます。なお,Management Serverを利用しないで運用する場合,運用管理サーバマシンは不要です。
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アクセスポイントがサーブレット/JSPのとき,この章では主に,Webサーバ連携の場合の構成例を示しています。Webサーバを経由しないでJ2EEサーバのNIO HTTPサーバに直接アクセスする場合は,次のプロセスは不要ですので,省略してお読みください。
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Webサーバ
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PRFデーモンは,性能解析トレースファイルを出力するためのプロセスです。アプリケーションサーバには必ず配置し,EJBクライアントには必要に応じて配置します。PRFデーモンの配置についての考え方については,「3.12 性能解析トレースファイルを出力するプロセスを配置する」を参照してください。