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Cosminexus V11 アプリケーションサーバ 仮想化システム構築・運用ガイド


7.4.4 管理ユニットまたは仮想サーバグループの起動と停止(業務の開始と停止)

管理ユニットまたは仮想サーバグループを起動または停止します。

〈この項の構成〉

(1) 管理ユニットまたは仮想サーバグループの起動(業務の開始)

管理ユニットに属する仮想サーバ,または仮想サーバグループ内の仮想サーバを一括で起動する機能です。管理ユニットに属するすべての仮想サーバ,または仮想サーバグループ内の仮想サーバでアプリケーションサーバが利用できるようになり,業務が開始されます。管理ユニットまたは仮想サーバグループに属するすべての仮想サーバを稼働状態にして,業務を開始するときに使用します。

負荷分散機連携機能が有効になっている場合は,「7.4.5(2) 管理ユニットまたは仮想サーバグループの閉塞解除」機能も呼び出されます。複数のティアを管理する管理ユニットの場合,一つ以上のティアで負荷分散機連携機能が有効になっていれば,そのティアに割り当てられている仮想サーバの閉塞は解除されます。

この機能では,仮想サーバ上のアプリケーションサーバを起動するだけで,仮想サーバの電源をONにできません。

業務を開始する前に,あらかじめ次の作業を実行しておいてください。

開始処理では,仮想サーバ上で次のプロセスが起動されます。すべてのプロセスの起動に成功した場合に,業務の開始が成功したと判断されます。

なお,プロセスが起動済みの場合に,起動処理がスキップされたときも成功と見なされます。

(2) 管理ユニットまたは仮想サーバグループの停止(業務の停止)

管理ユニットに属する仮想サーバ,または仮想サーバグループ内の仮想サーバを一括で停止する機能です。管理ユニットに属するすべての仮想サーバ,または仮想サーバグループ内の仮想サーバでアプリケーションサーバが利用できなくなり,業務が停止されます。管理ユニットまたは仮想サーバグループに属するすべての仮想サーバを停止状態にして,業務を停止するときに使用します。

負荷分散機連携機能が有効になっている場合は,「7.4.5(1) 管理ユニットまたは仮想サーバグループの閉塞」機能も呼び出されます。複数のティアを管理する管理ユニットの場合,一つ以上のティアで負荷分散機連携機能が有効になっていれば,そのティアに割り当てられている仮想サーバは閉塞されます。

この機能では,仮想サーバ上で稼働中のアプリケーションサーバを停止するだけで,仮想サーバの電源をOFFにできません。

停止処理では,仮想サーバ上で次のプロセスが停止されます。すべてのプロセスの停止に成功した場合に,業務の停止が成功したと判断されます。

なお,プロセスが停止済みの場合に,停止処理がスキップされたときも成功と見なされます。