7.4.2 仮想サーバグループの登録と登録解除
管理ユニットに仮想サーバグループを登録または登録解除します。
(1) 管理ユニットへの仮想サーバグループの登録
管理ユニットに仮想サーバグループを登録する機能です。新規に作成した管理ユニットに仮想サーバグループを登録したいときや,稼働中の管理ユニットに仮想サーバグループを増やしたいときに使用します。仮想サーバグループ内の仮想サーバの情報や,各ティアに割り当てられている仮想サーバを関連づける情報は,仮想サーバグループ情報ファイルで設定します。
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実行方法
- 実行できるユーザ
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・仮想サーバマネージャ管理者アカウントを持つユーザ
・システム構築者アカウントを持つユーザ
- 実行するコマンドまたは呼び出し元の機能
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vmiunitコマンドのサブコマンド「attach」を実行します。
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実行結果
指定した仮想サーバ識別子(管理用IPアドレス),ポート番号,業務用IPアドレス,仮想サーバに割り当てられているティア識別子,および仮想サーバグループ名が,管理ユニットに登録されます。
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注意事項
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この機能は,「7.4.1(1) 管理ユニットへの定義ディレクトリの取り込み」機能を実施して,ティアの情報が取り込まれていることが前提となります。
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「5.2.1 仮想サーバのテンプレートの作成と初期設定」で作成したテンプレートから複製して作成した仮想サーバを登録してください。ほかの仮想サーバを登録した場合,動作は保障されません。
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一つの仮想サーバは,複数の管理ユニットに登録できません。
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(2) 管理ユニットからの仮想サーバグループの登録解除
管理ユニットから仮想サーバグループの登録を解除する機能です。管理ユニットを削除するためにすべての仮想サーバグループの登録を解除するときや,稼働中の管理ユニットから仮想サーバグループを減らしたいときに使用します。
負荷分散機を利用している場合には,負荷分散機連携機能を呼び出します。詳細は,「7.6 仮想サーバマネージャから負荷分散機を制御するための機能(負荷分散機連携機能)」を参照してください。
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実行方法
- 実行できるユーザ
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・仮想サーバマネージャ管理者アカウントを持つユーザ
・システム構築者アカウントを持つユーザ
- 実行するコマンドまたは呼び出し元の機能
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vmiunitコマンドのサブコマンド「detach」を実行します。
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実行結果
指定した仮想サーバグループ内の仮想サーバが,管理ユニットから登録を解除されます。ただし,仮想化環境にある仮想サーバそのものは削除されません。