Hitachi

Cosminexus V11 アプリケーションサーバ 仮想化システム構築・運用ガイド


4.3.1 仮想サーバマネージャの障害要因の調査

ここでは,仮想サーバマネージャの障害要因を調査する方法について説明します。

次のような現象が発生した場合,仮想サーバマネージャや,仮想化システムの運用環境に障害が発生しているおそれがあります。

これらの現象が発生した場合は,仮想サーバマネージャ管理者は,仮想化システム管理用サーバマシンに接続して,仮想サーバマネージャのプロセスが稼働しているかどうかを確認してください。仮想サーバマネージャのプロセスの稼働状態は,mngsvrutilコマンドのサブコマンド「check」で確認できます。

また,KEOS10135-Eメッセージが出力されている場合は,ディスクフルなどによって,仮想サーバマネージャで使用するファイル(アカウント情報ファイルまたは管理ユニット情報ファイル)が壊れているおそれがあります。これらのファイルの状態を確認してファイルが壊れる直前に復旧する必要があります。手順については,「4.3.2(2) 仮想サーバマネージャで使用するファイルが壊れた場合の復旧方法」を参照してください。