4.1.5 仮想サーバマネージャのバックアップの取得
仮想サーバマネージャに障害が発生した場合,ユーザ資産も含め,仮想サーバマネージャで管理している情報がすべて消失してしまうおそれがあります。仮想サーバマネージャのディレクトリやユーザ資産は,定期的にバックアップを取得することをお勧めします。仮想サーバマネージャのバックアップを取得する手順について説明します。
- ポイント
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作業を実施するユーザ:仮想サーバマネージャ管理者
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仮想化システム管理用サーバマシンに接続します。
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mngsvrctlコマンドに,引数「stop」を指定して,仮想サーバマネージャを停止します。
コマンドの実行例を次に示します。
mngsvrctl stop
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仮想サーバマネージャで使用するディレクトリのバックアップを取得し,仮想化システム管理用サーバマシン以外のハードウェアに格納します。
仮想化システム管理用サーバマシンのOSごとに,バックアップするディレクトリを示します。
- 仮想化システム管理用サーバマシンのOSがWindowsの場合
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<Application Serverのインストールディレクトリ>\manager
<vmi.propertiesのvmi.spool.dirキーで指定したディレクトリ>※
- 仮想化システム管理用サーバマシンのOSがLinuxの場合
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/opt/Cosminexus/manager
<vmi.propertiesのvmi.spool.dirキーで指定したディレクトリ>※
- 注※
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<vmi.propertiesのvmi.spool.dirキーで指定したディレクトリ>は,仮想サーバマネージャ用の処理データ格納ディレクトリです。