付録I.1 Application Serverをインストールおよびアンインストールするときの注意事項
Application Serverをインストールおよびアンインストールするときの注意事項を作業のタイミングに分けて説明します。
(1) 作業前に確認する注意事項
分類 |
注意事項 |
新規インストール |
更新インストール |
アンインストール |
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OS共通 |
ユーザ定義ファイルなど,カスタマイズ用のファイルが格納されたディレクトリ以外は,すべて削除されます。このため,製品のディレクトリ下に必要なファイルを格納しないでください。 削除対象となっているディレクトリは無条件に削除されます。このため,これらのディレクトリにユーザ固有のファイルなどを格納しないでください。 |
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○ |
このバージョンの製品または評価版をインストールしてアンインストールしたあとに古いバージョンの製品をインストールする場合は,インストール先にこのバージョンで作成された環境(<Application Serverのインストールディレクトリ>\CC,または/opt/Cosminexus/CC)が残っていないことを確認してください。このバージョンで作成された環境が残っていると,古いバージョンへ移行されないため,製品の動作やそのあとの更新インストールなどが保証されません。このバージョンで作成された環境が残っている場合は,インストール先を変更するか,このバージョンで作成された環境を削除または移動してからインストールしてください。 |
○ |
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この製品のインストーラでは,旧バージョンのアプリケーションからの移行(更新インストール)および上書きインストールを実施すると,この製品が提供しているファイルは初期化されます。そのため,<Application Server のインストールディレクトリ>¥jdk下の必要なファイルは,インストーラ実行前に退避しておくことを推奨します。 ただし,<Application Server のインストールディレクトリ>¥jdk下の,この製品が提供していないファイルは削除されずに残ります。これらのファイルについては,ファイル削除やファイル移動など,必要に応じた操作をしてください。 旧バージョンとこのバージョンのインストーラの変更点について,または,その他の更新インストールおよび上書きインストールの詳細については,マニュアル「Cosminexus V11 アプリケーションサーバ 機能解説 保守/移行編」の「10. 旧バージョンのアプリケーションサーバからの移行(J2EEサーバモードの場合)」を参照してください。 |
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○ |
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製品を更新インストールする場合,構築済みの環境にインストールされているJavaバージョンと同じCosminexus Developer's Kit for Java (TM)を選択してください。 |
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○ |
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Windows共通 |
この製品は,後継製品とする旧製品のアプリケーションサーバがインストール済みの環境にはインストールできません。この場合は,インストール済みの旧製品をアンインストールしたあとに,インストールしてください。 |
○ |
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− |
製品をインストールする前に,インストール先ディスクの空き容量を確認し,インストールに必要な空き容量が十分確保されていることを確認してください。 |
○ |
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− |
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製品を更新インストールする場合は,必ずインストール前に,ユーザ作成ファイルなどの必要なファイルをバックアップしてください。 また,異なるバージョンへの更新インストール(バージョンアップ)をする場合,製品で提供しているファイルをほかのディレクトリにコピーして運用しているときは,更新インストール後に新しくインストールされたファイルをコピーし直してから運用してください。 |
− |
○ |
− |
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製品をインストールおよびアンインストールする前に,起動中のアプリケーションは終了させてください。常駐プログラムも終了させてください。 |
○ |
○ |
○ |
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この製品が提供するプログラムやサービスを実行中の状態で,インストールまたはアンインストールすると障害が発生することがあります。製品が提供するプログラムやサービス,および不要なプログラムやサービスは停止した状態にしてから,インストールまたはアンインストールしてください。 |
○ |
○ |
○ |
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この製品が提供するファイルを使用中の状態で,インストールまたはアンインストールすると障害が発生することがあります。製品が提供するファイルは使用しない状態にしてから,インストールまたはアンインストールしてください。 |
○ |
○ |
○ |
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「Hitachi Web Server」サービスが登録されている環境では,同一バージョンの更新インストール(上書き)をする前に,「Hitachi Web Server」サービスを停止してください。 |
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○ |
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製品および構成ソフトウェアのインストールおよびアンインストール開始時に,セットアップの準備を示すダイアログが表示されます。このダイアログ内のキャンセルボタンは押さないでください。 |
○ |
○ |
○ |
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バージョンダウンとなるような更新インストールは実行しないでください。 |
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○ |
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Management Serverおよび運用管理エージェントのサービスのログオンアカウントには,デフォルトであるローカルシステムアカウント以外は指定しないでください。ただし,J2EEアプリケーションからネットワークリソースへアクセスする場合には,運用管理エージェントのサービスのログオンアカウントをローカルホストのAdministratorsグループに所属するように設定してください。 |
○ |
○ |
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単体版のWeb Serverがインストール済みの環境に,HTTP Serverはインストールできません。単体版のWeb Serverをアンインストールしてから,インストールしてください。 |
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○ |
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単体版のWeb Serverをアンインストールする前に,必要なファイルをバックアップしてください。 |
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− |
○ |
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単体版のWeb Serverがインストール済みの環境に製品をインストールする場合は,単体版のWeb Serverで使用していたファイル(httpsd.confなどのコンフィグファイルやユーザが作成したコンテンツ)を移行し,新しいインストールディレクトリに対応するように,必要な修正をしてください。 |
○ |
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インストール先に<システムドライブ>:\Windows\System32 ディレクトリ下は指定しないでください。 |
○ |
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UNIX共通 |
次の製品を使用する場合には,製品の共通モジュールを必ずインストールしてください。
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○ |
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製品のインストールおよびアンインストールでは,PPインストーラを使用します。インストールおよびアンインストールにはroot権限が必要です。 |
○ |
○ |
○ |
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トレース共通ライブラリは,製品の構成ソフトウェアをアンインストールしたときに,必要に応じてアンインストールされます。ただし,トレース共通ライブラリのアンインストールに失敗してメッセージが表示された場合には,コマンドを実行してトレース共通ライブラリ単体でアンインストールすることもできます。 アンインストールするには,次のコマンドを実行します。 /opt/hitachi/HNTRLib2/etc/hntr2setup メニューが表示されるので,通常アンインストールは「9」を,強制アンインストールは「0」を選択してください。 |
− |
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○ |
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OSインストール後のデフォルトの設定では,/etc/hostsファイルに127.0.0.1のIPアドレスに対して自ホスト名が設定されます。TPBrokerを使って通信する場合には,ネットワークインタフェースに割り当てられたIPアドレスに対して自ホスト名が設定されている必要があります。そのため,/etc/hostsファイルには,自ホスト名に対してネットワークインタフェースに割り当てられた適切なIPアドレスを設定してください。 |
○ |
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− |
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OSインストール後のデフォルトの設定では,/etc/hostsファイルに127.0.0.1のIPアドレスに対して自ホスト名が設定されます。Performance Tracerを使う場合には,ネットワークインタフェースに割り当てられたIPアドレスに対して自ホスト名が設定されている必要があります。そのため,/etc/hostsファイルには,自ホスト名に対してネットワークインタフェースに割り当てられた適切なIPアドレスを設定してください。 |
○ |
− |
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Application ServerおよびService Platformの場合,インストール先に,ディスク占有量分の空きがあることを確認してください。ディスク占有量については,「リリースノート」でご確認ください。 |
○ |
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− |
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Application ServerおよびService Platformの場合,一時ディレクトリ(/tmp)に,ディスク占有量分の空きがあることを確認してください。ディスク占有量については,「リリースノート」でご確認ください。 /tmpに空きがない場合は,容量に空きがあるディレクトリを環境変数TMPDIRに設定してからインストールしてください。 |
○ |
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(2) 作業中に確認する注意事項
分類 |
注意事項 |
新規インストール |
更新インストール |
アンインストール |
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Windows共通 |
「Hitachi Web Server」サービスが登録されている環境では,同一バージョンの更新インストール(上書き)時にエラー(レジストリアクセスエラーなど)が発生した場合は,アンインストールしたあと,再度インストールしてください。 |
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○ |
− |
インストーラを使用してインストールしているときは,絶対に,製品の提供媒体をCD-ROMドライブから外したり,インストーラを強制終了させたりしないでください。これらの操作をすると,インストール情報に不整合が発生し,以降,インストールおよびアンインストールが実行できなくなるおそれがあります。 |
○ |
○ |
− |
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インストールの処理を完了するためにインストール終了後,必ずOSを再起動してください。なお,インストール後,アンインストールする場合もインストールを完了させるためにOSを再起動してから,アンインストールしてください。 |
○ |
○ |
○ |
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製品をアンインストールした場合,または製品に含まれる構成ソフトウェアをアンインストールした場合は,アンインストールを完了させるために必ずOSを再起動させてください。 |
− |
− |
○ |
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製品および製品に含まれる構成ソフトウェアでは,インストール終了処理に時間が掛かることがあります。インストールが完了し,次の画面に移るまで待ってください。 |
○ |
○ |
− |
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インストール中にキャンセルした場合は,キャンセルした構成ソフトウェアからあとのインストール処理がキャンセルされます。キャンセルした構成ソフトウェアより前に処理が完了した構成ソフトウェアはインストールされた状態になります。 また,アンインストール中にキャンセルした場合も,キャンセルした構成ソフトウェアからあとのアンインストール処理がキャンセルされます。キャンセルした構成ソフトウェアより前に処理が完了した構成ソフトウェアはアンインストールされた状態になります。 |
○ |
○ |
○ |
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途中で一度もアンインストールしないで,同一バージョンの更新インストールを複数回実行したあとにアンインストールをすると,エラーが発生して失敗することがあります。この場合は,再度アンインストールを実行してください。一部のディレクトリおよびファイルが削除されないことがありますが,次回のインストールの実行には影響ありません。 |
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○ |
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インストールの途中でインストーラから呼び出しているconime.exeプロセスが終了しないまま,インストール処理がハングアップすることがあります。conime.exeプロセスが存在している状態でインストール処理がハングアップした場合は,タスクマネージャ(Taskmgr.exe)などから起動中のconime.exeを終了させてください。 |
○ |
○ |
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(3) 作業後に確認する注意事項
分類 |
注意事項 |
新規インストール |
更新インストール |
アンインストール |
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OS共通 |
インストールに失敗した場合は,次の点を確認してください。
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○ |
○ |
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異なるバージョンへの更新インストール(バージョンアップ)をして環境を移行した場合,作業ディレクトリは旧バージョンで使用していたディレクトリを引き続き使用します。旧バージョンの作業ディレクトリを誤って削除しないようにしてください。 |
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○ |
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運用管理エージェントの設定ファイルであるadminagent.xmlは,インストール時に上書きされ,既存のファイルはadminagent.xml.bakとして退避されます。adminagent.xmlを編集して運用している場合は,新たにインストールされたファイルに,以前に編集した項目を再編集してください。 |
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○ |
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snapshotログ収集先対象リストファイルであるsnapshotlog.conf,およびsnapshotlog.2.confは,インストール時に上書きされ,既存のファイルはsnapshotlog.conf.bak,およびsnapshotlog.2.conf.bakとして退避されます。snapshotログの収集対象を編集して運用している場合は,新たにインストールされたファイルに,以前に編集した項目を再編集してください。 |
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○ |
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Windows共通 |
「Hitachi Web Server」サービスが登録されている環境では,同一バージョンの更新インストール(上書き)をしたあと,「Hitachi Web Server」サービスがそのまま残ります。「Cosminexus HTTP Server」サービスは登録されません。 |
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○ |
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「Hitachi Web Server」サービスが登録されている環境では,Web Serverから異なるバージョンへの更新インストール(バージョンアップ)をする場合,HTMLマニュアル,GUIサーバ管理機能に関するファイル,ディレクトリ,ユティリティなどが削除されないで残ることがあります。これらのファイルは更新後のバージョンでは使用できません。 |
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UNIX共通 |
インストール先のディレクトリおよびファイルは,root権限のあるユーザだけが更新できます。このため,Component Container管理者を設定している場合は,次に示すディレクトリおよびファイルに,Component Container管理者の書き込み権限を設定してください。
また,添付ファイルの退避先ディレクトリや,トレースファイルの出力先ディレクトリを指定している場合は,そのディレクトリの属性も設定してください。 なお,同一バージョンの更新インストール(上書き)をした場合,各ディレクトリおよびファイルの属性はデフォルトの状態に戻ります。この場合,運用に合わせて,各ディレクトリおよびファイルの属性を変更してください。 |
○ |
○ |
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