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Cosminexus V11 アプリケーションサーバ システム構築・運用ガイド


4.1.26 DB Connectorを設定する(CUI利用時)

リソースアダプタとしてDB Connectorを使用する場合の設定手順について説明します。この設定は,J2EEサーバを配置するホストで実施します。例題で使用する設定内容を次の表に示します。

表4‒12 例題で使用する設定内容(DB Connectorの設定)

項目

設定例

リソースアダプタのファイル名

DBConnector_HiRDB_Type4_CP.rar

リソースアダプタの表示名

DB_Connector_for_HiRDB_Type4

Connector属性ファイルのファイル名

MyDBConnectorAttr.xml

リソースアダプタをインポートするJ2EEサーバの名称

MyWebSystem_J2EE01

注※ HiRDB Type4 JDBC Driverを使用して,ローカルトランザクションまたはトランザクション管理なしでHiRDBに接続する場合に使用するRARファイルです。

なお,提供されるRARファイルの種類や使い分けについては,マニュアル「アプリケーションサーバ 機能解説 基本・開発編(コンテナ共通機能)」の「3.6.4 DB Connector(RARファイル)の種類」を参照してください。

〈この項の構成〉

(1) Connector属性ファイルの取得と編集

  1. Connector属性ファイルを取得します。

    アプリケーションサーバでは,DB ConnectorのConnector属性ファイルのテンプレートファイルを提供しています。テンプレートファイルの格納先を次に示します。

    Windowsの場合

    <Application Serverのインストールディレクトリ>\CC\admin\templates

    UNIXの場合

    /opt/Cosminexus/CC/admin/templates

    DBConnector_HiRDB_Type4_CP.rarを使用する場合,DBConnector_HiRDB_Type4_CP_cfg.xmlを取得します。

    Connector属性ファイルのテンプレート,およびテンプレートファイルに関する注意事項については,マニュアル「アプリケーションサーバ リファレンス 定義編(アプリケーション/リソース定義)」の「4.1 Connector属性ファイル」を参照してください。

  2. Connector属性ファイルを編集します。

    取得したConnector属性ファイルを任意の場所に保存します。ここでは,Connector属性ファイルの名称をMyDBConnectorAttr.xmlとして保存します。

    保存したConnector属性ファイルにデータベースへの接続の設定などの必要な項目を定義してください。

(2) リソースアダプタの設定

  1. J2EEサーバを配置するホストでコマンドプロンプトを起動します。

  2. cjimportresコマンドを実行し,リソースアダプタをJ2EEサーバへインポートします。

    コマンドの実行例を次に示します。

    cjimportres MyWebSystem_J2EE01 -nameserver corbaname::192.168.100.12:900 -type rar -f <DBConnector_HiRDB_Type4_CP.rarのファイルパス>

    <DBConnector_HiRDB_Type4_CP.rarのファイルパス>は,Windowsの場合は「<Application Serverのインストールディレクトリ>\CC\DBConnector\DBConnector_HiRDB_Type4_CP.rar」,UNIXの場合は「/opt/Cosminexus/CC/DBConnector/DBConnector_HiRDB_Type4_CP.rar」です。

  3. cjdeployrarコマンドを実行し,J2EEサーバにリソースアダプタをデプロイします。

    コマンドの実行例を次に示します。

    cjdeployrar MyWebSystem_J2EE01 -nameserver corbaname::192.168.100.12:900 -resname DB_Connector_for_HiRDB_Type4
  4. cjsetrarpropコマンドを実行し,「(1) Connector属性ファイルの取得と編集」で編集したConnector属性ファイルをリソースアダプタに反映します。

    コマンドの実行例を次に示します。

    cjsetrarprop MyWebSystem_J2EE01 -nameserver corbaname::192.168.100.12:900 -resname DB_Connector_for_HiRDB_Type4 -c <MyDBConnectorAttr.xmlのファイルパス>

    <MyDBConnectorAttr.xmlのファイルパス>には,「(1) Connector属性ファイルの取得と編集」でMyDBConnectorAttr.xmlを格納したディレクトリのパスとファイル名(MyDBConnectorAttr.xml)を指定します。

(3) リソースアダプタの接続テスト

  1. cjtestresコマンドを実行し,リソースアダプタの接続を確認します。

    コマンドの実行例を次に示します。

    cjtestres MyWebSystem_J2EE01 -nameserver corbaname::192.168.100.12:900 -resname DB_Connector_for_HiRDB_Type4