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Cosminexus V11 アプリケーションサーバ システム構築・運用ガイド


3.2.9 不要になったJ2EEサーバを削除する

システムの運用中に,業務規模を縮小したい場合やテナントを減らしたい場合など,不要になったJ2EEサーバを削除する手順について説明します。

J2EEサーバは,Smart Composer機能を使用して削除します。

参考

説明で使用するコマンドの参照先,コマンドの格納先については,「5. システムの構築・運用時に使用する画面,コマンドおよびファイル」を参照してください。

〈この項の構成〉

(1) 削除対象のシステム環境の内容確認

  1. コマンドプロンプトでcmx_list_modelコマンドを実行し,削除対象の名称を確認します。

    コマンドの実行例を次に示します。

    cmx_list_model -m localhost:28080 -u admin -modeltype SERVEREX -all

    アプリケーションサーバに構築されているWebシステム,論理サーバの一覧が出力されます。

    次に示す名称を確認してください。

    • 削除対象のJ2EEサーバが配置されているWebシステムの名称

    • 削除対象のJ2EEサーバが配置されているサービスユニットの名称

    • 削除対象のWebシステム内のWebサーバの論理Webサーバ名

    • 削除対象のJ2EEサーバの論理J2EEサーバ名

    (コマンドの実行結果の例)
    MyPerformanceTracer,PRF,<ホスト名>,combined-tier,unit1,MyWebSystem
    MyJ2EEServer,J2EEServer,<ホスト名>,combined-tier,unit1,MyWebSystem
    MyWebServer,Webserver,<ホスト名>,combined-tier,unit1,MyWebSystem
    MyPerformanceTracer2,PRF,<ホスト名>,combined-tier,unit2,MyWebSystem
    MyJ2EEServer2,J2EEServer,<ホスト名>,combined-tier,unit2,MyWebSystem
    MyWebServer2,Webserver,<ホスト名>,combined-tier,unit2,MyWebSystem

    削除対象のJ2EEサーバの論理J2EEサーバ名をMyJ2EEServer2とした場合,それぞれの名称は次のとおりです。

    項目

    名称

    削除対象のJ2EEサーバが配置されているWebシステムの名称

    MyWebSystem

    削除対象のJ2EEサーバが配置されているサービスユニットの名称

    unit2

    削除対象のWebシステム内のWebサーバの論理Webサーバ名

    MyWebServer2

(2) 削除対象のWebサーバ,J2EEサーバおよびパフォーマンストレーサの停止

  1. コマンドプロンプトでcmx_stop_targetコマンドを実行し,削除対象のJ2EEサーバが配置されているサービスユニット(unit2)を停止します。

    コマンドの実行例を次に示します。

    cmx_stop_target -m localhost:28080 -u admin -s MyWebSystem -unit unit2 -mode ALL

    「(1) 削除対象のシステム環境の内容確認」で確認した削除対象のJ2EEサーバが配置されているWebシステムの名称とサービスユニットの名称を指定します。

(3) Webサーバ,J2EEサーバおよびパフォーマンストレーサの削除

  1. コマンドプロンプトでcmx_delete_systemコマンドを実行し,削除対象のJ2EEサーバが配置されているサービスユニット(unit2)を削除します。

    コマンドの実行例を次に示します。

    cmx_delete_system -m localhost:28080 -u admin -s MyWebSystem -unit unit2

    「(1) 削除対象のシステム環境の内容確認」で確認した削除対象のJ2EEサーバが配置されているWebシステムの名称とサービスユニットの名称を指定します。

  2. コマンドプロンプトでhwsservereditコマンドを実行し,Webサーバの環境を削除します。

    コマンドの実行例を次に示します。

    hwsserveredit -delete HWS_MyWebServer2

    「(1) 削除対象のシステム環境の内容確認」で確認した削除対象のWebシステム内のWebサーバの論理Webサーバ名に「HWS_」を付けた形式で指定します。

  3. コマンドプロンプトでcjsetupコマンドを実行し,J2EEサーバの環境を削除します。

    コマンドの実行例を次に示します。

    cjsetup -d MyJ2EEServer2

    「(1) 削除対象のシステム環境の内容確認」で確認した削除対象のJ2EEサーバの論理J2EEサーバ名を指定します。