Hitachi

Cosminexus V11 アプリケーションサーバ システム構築・運用ガイド


2.2.10 業務アプリケーションを設定して開始する(GUI利用時)

業務を開始するためには,J2EEアプリケーションをManagement Serverにアップロードしたあと,インポート,開始する必要があります。J2EEアプリケーションのアップロード,インポートおよび開始の手順について説明します。これらの作業には,運用管理ポータルを使用します。なお,説明で使用する業務アプリケーションは,cosminexus.xmlを含めたアーカイブ形式のJ2EEアプリケーション(EAR形式またはZIP形式のアプリケーション)です。

参考

説明で使用する画面については,「5. システムの構築・運用時に使用する画面,コマンドおよびファイル」を参照してください。

〈この項の構成〉

(1) 運用管理ポータルの起動とログイン

運用管理ポータルにログイン済みの場合は「(2) 論理サーバの一括起動」に進みます。

  1. Webブラウザを起動し,「http://localhost:28080/mngsvr/index.jsp」に接続して,運用管理ポータルを起動します。

  2. [Management Serverへログイン]画面で管理ユーザIDに「admin」を入力して,[ログイン]ボタンをクリックします。

(2) 論理サーバの一括起動

  1. [運用管理ポータル]画面で[論理サーバの起動/停止]をクリックします。

  2. [サーバビュー]タブで[DefaultDomain]をクリックします。

  3. [論理サーバの稼働状況]画面で論理サーバの稼働状況を確認します。

  4. 「停止」の場合は[一括起動]タブをクリックします。「稼働中」の場合は「(3) 業務アプリケーションの設定(GUI利用時)」に進みます。

  5. [一括起動]画面で[実行]ボタンをクリックします。

    一括起動要求が受け付けられ,[論理サーバの稼働状況]画面の論理サーバの稼働状況が「停止」から「起動中」,「稼働中」へと遷移します。

(3) 業務アプリケーションの設定(GUI利用時)

  1. アプリケーションサーバの<任意のディレクトリ>に,入手したJ2EEアプリケーション(MyApp1.ear)を格納します。

  2. [運用管理ポータル]画面で[論理サーバのアプリケーション管理]をクリックします。

  3. [DefaultDomain]をクリックします。

  4. [J2EEアプリケーションのアップロード]画面で[J2EEアプリケーションファイル]に手順1.で<任意のディレクトリ>に格納したJ2EEアプリケーション(MyApp1.ear)を入力して,[アップロード]ボタンをクリックします。

  5. 表示されたメッセージを確認して[戻る]アンカーをクリックします。

    失敗を示すメッセージが表示された場合は,障害要因を取り除いてからアップロードし直してください。

    [アップロードディレクトリファイル一覧]に手順4.でアップロードしたJ2EEアプリケーションのファイル名(MyApp1.ear)が表示されます。

  6. [DefaultDomain]−[論理J2EEサーバ]−[J2EEサーバ]−[MyJ2EEServer]−[アプリケーション]をクリックし,[インポート]タブをクリックします。

  7. [J2EEアプリケーションのインポート]画面で[J2EEアプリケーションファイル]から手順4.でアップロードしたファイル(MyApp1.ear)を選択し,[実行]ボタンをクリックします。

  8. [実行結果]に「成功」が表示されたら[戻る]アンカーをクリックします。

    [実行結果]に「失敗」が表示された場合は,[ログの表示]タブをクリックして[ログの表示]画面のメッセージを確認し,障害要因を取り除いてからインポートし直してください。

(4) 業務アプリケーションの開始(GUI利用時)

  1. [運用管理ポータル]画面で[論理サーバのアプリケーション管理]をクリックします。

  2. [DefaultDomain]−[論理J2EEサーバ]−[J2EEサーバ]−[MyJ2EEServer]−[アプリケーション]をクリックし,[開始/停止]タブをクリックします。

  3. [J2EEアプリケーションの開始/停止]画面で[インポートJ2EEアプリケーション一覧]にある,「(3) 業務アプリケーションの設定(GUI利用時)」でインポートしたJ2EEアプリケーションの表示名(MyApp)の[操作]の[開始]アンカーをクリックします。

  4. [J2EEアプリケーションの開始]画面で[はい]ボタンをクリックします。

  5. [実行結果]を確認して[戻る]アンカーをクリックします。

    [実行結果]に「失敗」が表示された場合は,[ログの表示]タブをクリックして[ログの表示]画面のメッセージを確認し,障害要因を取り除いてから開始し直してください。

    [実行結果]に「成功」が表示された場合は,[J2EEアプリケーションの開始/停止]画面の[ステータス]が「稼働」になります。