6.13.2　メールアダプタコマンド定義ファイル

(1)　形式

［mailadp.command.messagelog.filepath=コマンドメッセージログの出力先ディレクトリ］
［mailadp.command.messagelog.filenum=コマンドメッセージログの面数］
［mailadp.command.messagelog.filesize=コマンドメッセージログの1面当たりの最大サイズ］
［mailadp.command.messagelog.level={10｜20｜30}］

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(2)　機能

メールアダプタで使用するコマンドのメッセージログの出力先，出力レベルなどを設定するためのファイルです。

メールアダプタコマンド定義ファイルは「adpmailcommand.properties」というファイル名で作成します。

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(3)　ファイルの格納先

テンプレートファイルの場所：

<サービスプラットフォームのインストールディレクトリ>\CSC\config\mail\templates\adpmailcommand.properties

メールアダプタコマンド定義ファイルの格納場所：

<サービスプラットフォームのインストールディレクトリ>\CSC\config\mail

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(4)　設定できるプロパティ

mailadp.command.messagelog.filepath=コマンドメッセージログの出力先ディレクトリ　〜＜文字列（2バイト文字含む）および空白＞

コマンドメッセージログの出力先ディレクトリを絶対パスで指定します。

ディレクトリ区切りは「/」または「\\」を使用します。指定を省略した場合，または指定したフォルダが存在しない場合，<サービスプラットフォームのインストールディレクトリ>\csc\log\adapter\commandに出力されます。

mailadp.command.messagelog.filenum=コマンドメッセージログの面数　〜＜数字＞((1−64))<<2>>

コマンドメッセージログの面数を指定します。

mailadp.command.messagelog.filesize=コマンドメッセージログの1面当たりの最大サイズ　〜＜数字＞((4096−16777216))<<1048576>>

コマンドメッセージログの1面当たりの最大サイズをバイト単位で指定します。

mailadp.command.messagelog.level={10｜20｜30}　〜<<20>>

コマンドメッセージログの出力レベルを指定します。出力情報と出力レベルを次の表に示します。

出力情報	出力内容	出力レベル
		10	20	30
エラー情報	例外またはエラーの発生原因	○	○	○
警告情報	発生した問題など
インフォメーション	引数の内容 コマンド受付時と実行完了時 イベントの通知
スタックトレース情報	エラー発生時のスタックトレース	×	○	○
デバッグ情報	エラー発生時のデバッグ情報	×	×	○

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(5)　記述例

メールアダプタコマンド定義ファイルの記述例を次に示します。

mailadp.command.messagelog.filepath=C:\\Program Files\\Hitachi\\Cosminexus\\csc\\log\\adapter\\command
mailadp.command.messagelog.filenum=2
mailadp.command.messagelog.filesize=1048576
mailadp.command.messagelog.level=20

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(6)　注意事項

• 2バイト文字などは不正な文字列に解釈されるため，次に示すhjdk.native2ascii.jarツールで変換してください。

  <サービスプラットフォームのインストールディレクトリ>\jdk\bin\java -jar <サービスプラットフォームのインストールディレクトリ>\jdk\lib\hcompatlib\hjdk.native2ascii.jar <入力ファイルパス> <出力ファイルパス>

  hjdk.native2ascii.jarツールの詳細については，JDKのドキュメントを参照してください。

• パスを指定する場合の注意事項を次に示します。

  • 相対パス，親ディレクトリ表現（「..\」，「../」），およびカレントディレクトリ表現（「.\」，「./」）を含むパスは指定しないでください。

  • シンボリックリンクを含むパスは指定しないでください。

  • Windowsの場合，UNC形式，NTFSのストリーム名，および予約デバイス名を含むパスは指定しないでください。また，パスの大文字と小文字は区別されません。

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