Hitachi

Cosminexus V11 BPM/ESB基盤 サービスプラットフォーム リファレンス


6.5.8 コンポーネントID設定ファイル

〈この項の構成〉

(1) 形式

[<HCSCコンポーネントID>={ON|OFF}]
         :
[<HCSCコンポーネントID>={ON|OFF}]

(2) 機能

ユーザ電文トレースへのHCSCコンポーネントの出力要否をHCSCコンポーネントID(受付IDまたはサービスID)で設定します。HCSCコンポーネントは1行ずつ,J2SEのプロパティファイル形式で設定します。

参考

ユーザ電文トレースの出力有無をHCSCコンポーネント種別で設定するには,コンポーネント種別設定ファイルを設定してください。

コンポーネントID設定ファイルとコンポーネント種別設定ファイルは,両方設定することもできます。同じHCSCコンポーネントに対して,コンポーネントID設定ファイルとコンポーネント種別設定ファイルの両方で設定した場合,コンポーネントID設定ファイルの設定が適用されます。

(3) ファイルの格納先

コンポーネントID設定ファイルにはテンプレートファイルはありません。

作成したコンポーネントID設定ファイルのファイル名,格納先は任意です。

作成したコンポーネントID設定ファイルを有効にするには,HCSCサーバランタイム定義ファイルのtelegramtrace-component-id-filepathプロパティでパスを指定してください。

(4) 設定できるパラメタ

<HCSCコンポーネントID>={ON|OFF}

ユーザ電文トレースへのHCSCコンポーネントの出力要否を指定します。

<HCSCコンポーネントID>

サービスIDまたは受付IDを指定します。

{ON|OFF}

指定されたHCSCコンポーネントをユーザ電文トレースへ出力するか指定します。

  • ON:ユーザ電文トレースへ出力します。

  • OFF:ユーザ電文トレースへ出力しません。

設定値(ONまたはOFF)は完全一致で判定されるため,それ以外の値や空文字を指定した場合は,コンポーネントIDを指定しなかった場合と同じ動作となります。

なお,ユーザ電文トレースへのHCSCコンポーネントの出力要否は,コンポーネント種別設定ファイル(HCSCコンポーネント種別での指定)でも指定できます。同じHCSCコンポーネントに対して,コンポーネントID設定ファイルとコンポーネント種別設定ファイルの両方で設定した場合,コンポーネントID設定ファイルの設定が適用されます。

(5) 記述例