付録I.2 スレッド数の見積もり
HCSCサーバを利用したシステムで使用するスレッド数は,次に示す計算式で最大値を見積もります。
スレッド数の最大値= J2EEサーバのスレッド数+HCSCサーバのスレッド数
計算式の各項目の説明を次に示します。
- J2EEサーバのスレッド数
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次の式で算出します。
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CORBAネーミングサービスをインプロセスで起動し,インプロセスHTTPサーバを使用する場合
70+D+E+G+H+I+K+N+R
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CORBAネーミングサービスをインプロセスで起動し,HTTP Serverを使用する場合
68+D+E+G+H+I+J+K+R
これらの計算式の各項目については,マニュアル「アプリケーションサーバ システム設計ガイド」の「5.2.1 J2EEサーバが使用するリソースの見積もり」に記載されているスレッド数の記述を参照してください。
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- HCSCサーバのスレッド数
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次の式で算出します。
12+a+b+c+d+e+f
各項目の説明を次に示します。
- a:MDBのスレッド数
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使用する受付に応じて,次の計算結果を割り当ててください。
・Message Queue受付を使用する場合 Σ(各受付の独自定義ファイルのpooled-instance.maximumの設定値) ・Kafka受付を使用する場合 Σ(受付の数)
- b:SessionBeanのスレッド数
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標準受付(EJB)を使用する場合,次の計算結果を割り当ててください。
クライアント数×2+HCSCサーバランタイム定義ファイルのrequest-ejb.instance.maximumプロパティの設定値+1
- c:Webアプリケーション数
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使用する受付のWebアプリケーション数を次の表で確認し,合計を割り当ててください。
受付
Webアプリケーション数
標準受付(SOAP1.1モード)
1
標準受付(SOAP1.1/1.2併用モード)
2
ユーザ定義受付(SOAP受付)
受付数
ユーザ定義受付(HTTP受付)
受付数
- d:TP1連携で使用するスレッド数
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TP1受付を使用する場合だけ,次の計算結果を割り当ててください。
TP1インバウンドアダプタのスレッド数 (4+TP1インバウンドアダプタのrpc_max_thread_countプロパティに設定したスレッド数 +TP1インバウンドアダプタのtrn_max_thread_countプロパティに設定したスレッド数 +TP1受付数 +TP1インバウンドアダプタのMaxTPoolSizeプロパティの設定値)
- e:非同期SessionBeanで使用するスレッド数
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使用するHCSCサーバの機能の計算式を次の表で確認し,合計を割り当ててください。
HCSCサーバの機能
計算式
ビジネスプロセスの応答後実行
HCSCサーバセットアップ定義ファイルにrm-use=OFFを設定している場合,または非永続のビジネスプロセスで応答後実行を使用する場合,次の計算結果
2+HCSCサーバランタイム定義ファイルのbp-reply-after-max-thread-pool-sizeプロパティの設定値
待機アクティビティ
usrconf.propertiesのejbserver.ejb.timerservice.maxCallbackThreadsの設定値
標準受付(WSR)
HCSCサーバセットアップ定義ファイルにrequest-jms=ONを設定している場合,Cosminexus_Reliable_MessagingのConnector属性ファイルのMaxPoolSizeの設定値
標準受付(DBQ)
HCSCサーバセットアップ定義ファイルにrequest-dbq=ONを設定している場合,Cosminexus_Reliable_MessagingのConnector属性ファイルのMaxPoolSizeの設定値
- f:独自にスレッドを使用するHCSCサーバの機能のスレッド数
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使用するHCSCコンポーネントの計算式を次の表で確認し,合計を割り当ててください。
HCSCコンポーネント
計算式
FTP連携
FTPインバウンドアダプタを使用する場合,次の計算結果
3+Connector属性ファイルのMaxTPoolSizeの設定値×2
ファイルイベント受付
1+受付数×2+Σ(各受付の独自定義ファイルのurecp-fileevent.thread-pool.maximumの設定値)
FTP受付
FTP受付コンフィグファイルのurecp-ftp.request-timeoutプロパティに1以上の値を設定した場合,次の計算結果
受付数+Σ(各受付のFTP受付コンフィグファイルのurecp-ftp.timer-thread.maximumプロパティの設定値)
Object Accessアダプタ
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TPBroker環境定義ファイルにvbroker.ce.iiop.ccm.htc.readerPerConnection=trueを指定する場合
アダプタ数×5
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TPBroker環境定義ファイルにvbroker.ce.iiop.ccm.htc.readerPerConnection=trueを指定しない場合
アダプタ数×4
コマンドアダプタ
Σ(各アダプタの同時実行数×3)
SFTPアダプタ
Σ(各アダプタの同時実行数)
Kafkaアダプタ
Σ(各アダプタの同時実行数)
Kafkaインバウンドアダプタ
1+Connector属性ファイルのMaxTPoolSizeの設定値×2
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