Hitachi

Cosminexus V11 BPM/ESB基盤 サービスプラットフォーム システム構築・運用ガイド


7.10.6 性能解析トレースの取得ポイントの表示

性能解析トレースの取得ポイントを表示します。イベントIDを指定してトレース取得ポイントを表示する場合と,サービスプラットフォームのすべてのトレース取得ポイントを表示する場合があります。

〈この項の構成〉

(1) 入力形式

メッセージトラッキングプロンプトでidコマンドを実行します。idコマンドの詳細については,マニュアル「サービスプラットフォーム リファレンス」の「cscmsgtk(メッセージトラッキング機能の起動)」にあるトレース取得ポイント表示コマンドを参照してください。

(2) 出力形式

出力形式を次に示します。

表示項目を次に説明します。

表示項目

説明

イベントID

トレース取得ポイントを示すイベントIDを示します。

機能レイヤ

性能解析トレースを出力する機能の層を示します。次のどれかが出力されます。

  • HCSC(MSG):メッセージング基盤

  • HCSC(BP):ビジネスプロセス基盤

  • HCSC(DT):データ変換基盤

  • HCSC(FTR):FTP受付

  • HCSC(HTR):HTTP受付

  • HCSC(MQR):Message Queue受付

  • HCSC(FER):ファイルイベント受付

  • HCSC(KAR):Kafka受付

  • HCSC(DBA):DBアダプタ

  • HCSC(FFA):ファイルアダプタ

  • HCSC(OAA):Object Accessアダプタ

  • HCSC(MQA):Message Queueアダプタ

  • HCSC(FTP):FTPアダプタ

  • HCSC(FTI):FTPインバウンドアダプタ

  • HCSC(FOA):ファイル操作アダプタ

  • HCSC(MA):メールアダプタ

  • HCSC(HTA):HTTPアダプタ

  • HCSC(CMDA):コマンドアダプタ

  • HCSC(SFTP):SFTPアダプタ

  • HCSC(KAA):Kafkaアダプタ

  • HCSC(KAI):Kafkaインバウンドアダプタ

トレース取得ポイント

各機能レイヤで性能解析トレースを出力するポイントを示します。

対応するイベントID

取得ポイントに対応するイベントIDを示します。起点(入口)で取得されたトレースの場合は「-<対応するイベントID>」が,終点(出口)で取得されたトレースの場合は「<対応するイベントID>-」が出力されます。存在しない場合は出力されません。

(3) 出力例

出力例を次に示します。