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Cosminexus V11 BPM/ESB基盤 サービスプラットフォーム システム構築・運用ガイド


2.4.1 運用環境をカスタマイズする

運用環境では,次の内容をカスタマイズできます。

カスタマイズに必要な情報は,HCSC-Manager定義ファイルに定義します。

〈この項の構成〉

(1) HCSC-Manager定義ファイルの格納ディレクトリ

HCSC-Manager定義は,J2SE形式のプロパティ形式のHCSC-Manager定義ファイルとして,次に示すディレクトリに格納されています。

<サービスプラットフォームのインストールディレクトリ>\CSC\config\manager\cscmng.properties

(2) HCSC-Manager定義ファイルに定義するプロパティ

HCSC-Manager定義ファイルに定義するプロパティを次に示します。

表2‒20 HCSC-Manager定義ファイルに定義するプロパティ

項番

分類

キー名称

内容

1

リポジトリ設定

cscmng.repository.root

リポジトリのルートディレクトリパス

2

ログファイルの設定

cscmng.log.dir

ログ出力先ディレクトリパス

3

cscmng.log.<チャネル名>.filesize

ログファイルサイズ

4

cscmng.log.<チャネル名>.filenum

ログファイル面数

5

Manager 設定

cscmng.manager.<マネージャ識別名>.timeout

タイムアウト値

6

プロセスインスタンス再実行設定

cscmng.pireexec.response.dir

応答電文格納ディレクトリパス

7

cscmng.pireexec.response.encoding

応答電文格納文字コード

8

HCSCサーバ運用設定

cscmng.server.<HCSCサーバ名>.system

HCSCシステムの管理下におく論理サーバ

9

リポジトリエクスポート

cscmng.repctl.export.dir

エクスポートファイルの出力先ディレクトリパス

10

環境バックアップ

cscmng.envbackup.dir

環境バックアップの出力先ディレクトリパス

11

cscmng.envbackup.dir.envrestore

リストア前の環境バックアップの出力先ディレクトリパス

12

cscmng.envbackup.dir.import

インポート前の環境バックアップの出力先ディレクトリパス

13

cscmng.envbackup.autoget

自動バックアップの仕様の有無

14

cscmng.envbackup.autoget.off

環境をリストアする際,またはリポジトリをインポートする際の環境バックアップの抑止

15

コマンド用スレッド設定

cscmng.precache.thread.maximum

cscprecacheコマンドで並列処理するスレッドの最大数

16

HTTP Server運用設定

cscmng.server.<HCSCサーバ名>.hws.svstop

HTTP Server停止時の動作

17

cscmng.server.<HCSCサーバ名>.hws.svstop.timeout

HTTP Server計画停止時のタイムアウト時間

HCSC-Manager定義ファイルの詳細については,マニュアル「サービスプラットフォーム リファレンス」の「6.5.3 HCSC-Manager定義ファイル」を参照してください。