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Cosminexus V11 BPM/ESB基盤 サービスプラットフォーム システム構築・運用ガイド


2.3.2 HCSCサーバセットアップ定義ファイルを設定する

各HCSCサーバのセットアップ時に必要な情報は,HCSCサーバセットアップ定義ファイルに定義します。

〈この項の構成〉

(1) HCSCサーバセットアップ定義ファイルの作成

HCSCサーバのセットアップ情報の設定は,J2SEのプロパティ形式のHCSCサーバセットアップ定義ファイルとして,次に示すディレクトリに格納されているサンプルファイルを利用して作成します。

<サービスプラットフォームのインストールディレクトリ>\CSC\config\manager\templates\cscsvsetup.properties

(2) 設定できるプロパティ

HCSCサーバセットアップ定義ファイルに定義するプロパティを次に示します。

表2‒7 HCSCサーバセットアップ定義ファイルに定義するプロパティ

分類

プロパティ名

内容

指定可否

データベースを使用してReliable Messagingを使用しない場合

データベースとReliable Messagingの両方を使用する場合

データベースとReliable Messagingの両方を使用しない場合

セットアップ構成関連

db-use

データベースの使用有無

ONを設定,またはプロパティを省略

ONを設定,またはプロパティを省略

OFFを設定

rm-use

Reliable Messagingの使用有無

OFFを設定

ONを設定,またはプロパティを省略

OFFを設定

hcscserver-data-filepath

HCSCサーバのシステム管理情報の出力先

標準受付関連

request-ejb

標準の同期受付(SessionBean)の使用有無

request-soap

標準の同期受付(Webサービス)の使用有無

request-jms

標準の非同期受付(MDB(WS-R))の使用有無

OFFを設定

OFFを設定

request-jms.maxmessage

標準の非同期受付(MDB(WS-R))のキューの最大メッセージ数

×

×

request-dbq

標準の非同期受付(MDB(DBキュー))の使用有無

OFFを設定

OFFを設定

request-dbq.maxmessage

標準の非同期受付(MDB(DBキュー))のキューの最大メッセージ数

×

×

request-jms-rdarea

標準の非同期受付(MDB(WS-R))のRDエリア名

×

×

request-dbq-rdarea

標準の非同期受付(MDB(DBキュー))のRDエリア名

×

×

request-dbq-maxlen

標準の非同期受付(MDB(DBキュー))の最大メッセージ長

×

×

ユーザ定義受付関連

request-userdef-soap

SOAPユーザ定義受付の使用有無

J2EE関連

naming-service-hostname

ネーミングサービスのホスト名

naming-service-port

ネーミングサービスのポート番号

Reliable Messaging関連

rm-systemname

Reliable Messagingのシステム名

×

×

rm-displayname

Reliable Messagingの表示名

×

×

DBコネクタ関連

dbcon-xadisplayname

XATransaction用またはLocalTransaction用のDB Connectorの表示名

×

dbcon-nodisplayname

NoTransaction用DB Connectorの表示名

×

データベース関連

dbtype

使用するデータベース種別

×

jdbc-type

JDBCドライバ種別

×

jdbc-url

JDBC用データベースURL

×

jdbc-dbhostname

データベースのホスト名

×

jdbc-dbconnectinfo

データベースの接続情報

×

db-character-sets

データベース文字コード種別

×

db-tbl-split-key

日付データによるテーブルのレンジ分割機能の使用有無

×

db-tbl-split-corcheck-use

相関セットの重複チェック強化の有無

×

ビジネスプロセスの状態の互換性

bp-status-compatible

ビジネスプロセスの状態の互換性の使用有無

サービス呼出アクティビティの状態の互換性

bp-invoke-status-compatible

サービス呼出アクティビティの状態の互換性有無

データベースのRDエリア(表領域)情報

cscserverinfo-tbl-area

HCSC基本情報用テーブル領域

×

server-trans-tbl-area

連携HCSC用テーブル領域

×

location-tbl-area

ロケーション用テーブル領域

×

routing-tbl-area

ルーティング用テーブル領域

×

cv-tbl-area

データ変換用テーブル領域

×

exehistory-tbl-area

実行履歴情報テーブル領域

×

exehistory-idx-area

実行履歴情報テーブルのインデクスを格納する領域

×

process-tbl-area

ビジネスプロセス基盤用PROCESSテーブルを格納する領域

×

process-idx-area

ビジネスプロセス基盤用PROCESSテーブルのインデクスを格納する領域

×

activity-tbl-area

ビジネスプロセス基盤用ACTIVITYテーブルを格納する領域

×

activity-idx-area

ビジネスプロセス基盤用ACTIVITYテーブルのインデクスを格納する領域

×

link-tbl-area

ビジネスプロセス基盤用LINKテーブルを格納する領域

×

link-idx-area

ビジネスプロセス基盤用LINKテーブルのインデクスを格納する領域

×

correlationset-tbl-area

ビジネスプロセス基盤用CORRELATIONSETテーブルを格納する領域

×

correlationset-idx-area

ビジネスプロセス基盤用CORRELATIONSETテーブルのインデクスを格納する領域

×

string-variable-tbl-area

ビジネスプロセス基盤用STRING-VARIABLEテーブルを格納する領域

×

string-variable-idx-area

ビジネスプロセス基盤用STRING-VARIABLEテーブルのインデクスを格納する領域

×

numeric-variable-tbl-area

ビジネスプロセス基盤用NUMERIC-VARIABLEテーブルを格納する領域

×

numeric-variable-idx-area

ビジネスプロセス基盤用NUMERIC-VARIABLEテーブルのインデクスを格納する領域

×

boolean-variable-tbl-area

ビジネスプロセス基盤用BOOLEAN-VARIABLEテーブルを格納する領域

×

boolean-variable-idx-area

ビジネスプロセス基盤用BOOLEAN-VARIABLEテーブルのインデクスを格納する領域

×

message-variable-tbl-area

ビジネスプロセス基盤用MESSAGE-VARIABLEテーブルを格納する領域

×

message-variable-idx-area

ビジネスプロセス基盤用MESSAGE-VARIABLEテーブルのインデクスを格納する領域

×

message-variable-val-area

ビジネスプロセス基盤用MESSAGE-VARIABLEテーブルのVariableValue列を格納する領域

×

message-relation-tbl-area

ビジネスプロセス基盤用MESSAGE-RELATIONテーブルを格納する領域

×

message-relation-idx-area

ビジネスプロセス基盤用MESSAGE-RELATIONテーブルのインデクスを格納する領域

×

clusterinfo-tbl-area

クラスタ情報を格納する領域

×

haasyncadp-tbl-area

クラスタ内で配備された非同期アダプタサービスIDを格納する領域

×

sql-scriptfilename

SQLスクリプトファイルパス

×

アクティビティインスタンスの最大数の互換性

activitynumber-maximum-compatible

1つのプロセスインスタンスで生成できるアクティビティインスタンスの最大数の互換性の使用有無

XML解析

xmlanalyze-mode

XMLの解析モード

(凡例)

○:指定できます。

×:指定できません。

HCSCサーバセットアップ定義ファイルの詳細については,マニュアル「サービスプラットフォーム リファレンス」の「6.4.3 HCSCサーバセットアップ定義ファイル」を参照してください。