Hitachi

Cosminexus V11 BPM/ESB基盤 サービスプラットフォーム 開発ガイド 受付・アダプタ定義編


3.3.4 MDB(DBキュー)アダプタを定義する

MDB(DBキュー)アダプタの定義方法について説明します。MDB(DBキュー)アダプタは,サービスアダプタ定義画面で定義できます。

〈この項の構成〉

(1) キュー名称の取得

サービス部品がMDB(DBキュー)の場合,サービス部品のキュー名称を開発者から取得する必要があります。キュー名称は,サービスアダプタを定義するときに使用します。

(2) サービス部品の電文フォーマット

MDB(DBキュー)の場合,サービス部品の電文フォーマットを作成して,設定する必要があります。

サービス部品の電文フォーマットの作成方法については,マニュアル「サービスプラットフォーム 開発ガイド 基本開発編」の「4.3.4 サービス部品電文を作成する(MDB(WS-RまたはDBキュー)の場合)」を参照してください。

(3) データ変換

サービスリクエスタの電文の形式と,サービスアダプタが呼び出すサービス部品の電文の形式が異なる場合,データ変換が必要です。

データ変換を行う場合,サービスアダプタ定義画面で標準電文にサービスリクエスタから入力される電文を設定し,データ変換定義画面でデータ変換を定義します。

データ変換の詳細については,マニュアル「サービスプラットフォーム 開発ガイド 基本開発編」の「7. データ変換の定義」を参照してください。

(4) サービスアダプタ定義画面での操作

MDB(DBキュー)アダプタを定義する場合の手順を次に示します。

  1. サービスアダプタ定義画面を表示します。

    サービスアダプタ定義画面の表示方法については,「3.3.1(4) サービスアダプタ定義画面の表示」を参照してください。

  2. サービス部品制御情報の[サービス名],[サービスID],および[最大インスタンス数]を必要に応じて編集します。

  3. サービス部品制御情報の[アドレス]を指定します。

    [アドレス]には,共用キューを使用する場合の登録先キュー名を入力します。共用キューを使用する場合の登録先キュー名については,マニュアル「Reliable Messaging」の「8.3.19 hrmmkque(送信用共用キューの作成)」を参照してください。

  4. サービス部品制御情報の[オペレーション]のドロップダウンリストから,編集したいオペレーションを選択します。

  5. オペレーション情報に表示されている内容を確認します。

  6. サービス部品制御情報の[システム例外をフォルトに変換する]チェックボックスを必要に応じてチェックします。

  7. 要求電文について次に示す操作をします。

    標準電文のフォーマットを指定する場合

    手順8.〜10.を実施して,手順11.に進みます。

    標準電文のフォーマットを指定しない場合

    手順11.に進みます。

  8. 標準電文の[使う]チェックボックスをチェックします。

  9. 標準電文の[参照]ボタンをクリックして,[電文フォーマット]に標準電文のフォーマットを指定します。

    なお,外部のXMLスキーマを参照している電文フォーマットを設定する場合,必ずルートスキーマに当たるファイルを設定してください。ルートスキーマから参照される外部のXMLスキーマファイルは,自動的に取り込まれます。

    指定できる電文フォーマットの形式については,マニュアル「サービスプラットフォーム 開発ガイド 基本開発編」の「2.6.5 XMLスキーマの適用範囲」を参照してください。

  10. 標準電文の[表示]ボタンをクリックします。

    標準電文のフォーマットが表示されます。必要に応じて指定した標準電文のフォーマットを確認してください。

  11. サービス部品電文の[参照]ボタンをクリックして,[電文フォーマット]にサービス部品電文のフォーマットを指定します。

  12. サービス部品電文の[表示]ボタンをクリックします。

    サービス部品電文のフォーマットが表示されます。必要に応じて指定したサービス部品電文のフォーマットを確認してください。

  13. 次に示す操作をします。

    標準電文の[使う]チェックボックスをチェックした場合

    手順14.〜16.を実施して,手順17.に進みます。

    標準電文の[使う]チェックボックスをチェックしない場合

    手順17.に進みます。

  14. データ変換定義のファイル名を入力します。

  15. [編集]ボタンをクリックします。

    データ変換定義画面が表示されます。

    なお,初めて定義する場合は,[ルート要素選択]ダイアログが表示されます。

    また,電文フォーマットを変更した場合は,電文フォーマットの変更を反映するかを確認するダイアログが表示されます。電文フォーマットを変更した場合の手順は,マニュアル「サービスプラットフォーム 開発ガイド 基本開発編」の「7.3.2 電文フォーマットを変更した場合の定義手順」を参照してください。

  16. 標準電文とサービス部品電文の内容をマッピングします。

  17. 定義内容を確認して,Eclipseのメニューから[ファイル]−[保存]を選択し,定義内容を保存します。