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Cosminexus V11 BPM/ESB基盤 サービスプラットフォーム 開発ガイド 基本開発編


付録R.2 設定方法

バイナリフォーマット定義エディタによる設定,およびCOBOL2FDXコンバータによる設定を次に示します。

〈この項の構成〉

(1) バイナリフォーマット定義エディタによる設定

LOW-VALUE変換オプションは,[単純内容要素]ダイアログで指定します。

[単純内容要素]ダイアログの表示・入力内容については,マニュアル「サービスプラットフォーム リファレンス」の「1.3.2 単純内容要素ダイアログ」を参照してください。

(a) データ種別が文字列型の場合の設定方法

[単純内容要素]ダイアログの[構成要素]タブを選択し,次の情報を設定します。

[データ種別]

[文字列]を選択します。

[サイズ]

[固定]チェックボックスにチェックを入れます。

[埋め字]

[スペース]を選択します。

[COBOLデータ形式]

[LOW-VALUEの変換]チェックボックスをチェックします。

(b) データ種別が整数型,実数型,および固定小数部数値型の場合の設定方法

[単純内容要素]ダイアログの[構成要素]タブを選択し,次の情報を設定します。

[データ種別]

[整数],[実数]または[固定小数部数値]を選択します。

[サイズ]

[固定]チェックボックスにチェックを入れます。

[COBOLデータ形式]

[LOW-VALUEの変換]チェックボックスをチェックします。

(c) 注意事項

  • LOW-VALUE変換オプションが設定された要素を,ノード指定(選択条件ノード,サイズノード,および出現回数ノード)に使用できません。

  • バイナリフォーマット定義がCSV形式の場合は,LOW-VALUE変換オプションが使用できません。

(2) COBOL2FDXコンバータによる設定

LOW-VALUE変換オプションを使用する場合は,文字列型の基本項目(STRING句),または整数型の基本項目(INTEGER句)に,CONVERT-LOW-VALUE句を追加してください。

COBOL2FDXコンバータ,およびCOBOL登録集原文ファイルによるバイナリフォーマット定義ファイルの生成方法については,「4.5 COBOL登録集原文ファイルからのバイナリフォーマット定義ファイルの生成」を参照してください。

注意事項

CONVERT-LOW-VALUE句を定義した場合,次の条件が満たされていなければエラーになります。

  • 文字列型の基本項目(STRING句)

    SIZE句が整数(固定長かつ0でない),かつEMBEDDING-CHARACTERがSPACE。

  • 整数型の基本項目(INTEGER句)

    SIZE句が整数(固定長)。