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Cosminexus V11 BPM/ESB基盤 サービスプラットフォーム 開発ガイド 基本開発編


12.1.6 データ変換時のボトルネックの特定

データ変換時のボトルネックは,データ変換基盤が出力する性能解析トレースから調査できます。データ変換の前後で出力される0x9A43および0x9A44のイベントIDのOPT(ASCII)には,付加情報として要求電文,応答電文,およびデータ変換定義のキャッシュ名が出力されるため,これらの情報からデータ変換で使用されたキャッシュを特定できます。

0x9A43および0x9A44のOPT(ASCII)の出力例を次に示します。この例では,要求電文フォーマットのキャッシュ名をIn_Cache(N対1変換の場合はIn_Cache1,In_Cache2),応答電文のキャッシュ名をOut_Cache,データ変換定義のキャッシュ名をTrans_Cacheとしています。