4.9.2 コンポーネント共通UOCの使用例
コンポーネント共通UOCを使用して，受付で要求電文の値を変換および更新する例を次に示します。
なお，この例で使用するコンポーネントは次のとおりです。
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ユーザ定義受付名：サンプルユーザ定義受付2
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受付ID：rcp2
コンポーネントとコンポーネント共通UOCクラスの関連付けについては，マニュアル「サービスプラットフォーム 開発ガイド 基本開発編」の「付録G コンポーネント共通UOC」を参照してください。
- 〈この項の構成〉
(1) 前提条件
前提となる動作環境を次に示します。
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J2EEサーバ名：J2EEServer
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HCSCサーバ名：HCSC
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SOAPモード：SOAP 1.1モード
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サービスプラットフォームのインストールディレクトリ："C:\Program Files\Hitachi\Cosminexus"
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jarファイル格納ディレクトリ：C:\uocjar
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プロパティ格納ディレクトリ：C:\uocconf
(2) 処理内容
この例では，要求電文の一部を変換し，更新するという処理になります。
使用例の処理の内容を次に示します。
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![[図データ]](GRAPHICS/ZC048100.GIF)
(3) UOCクラスの作成
要求電文のデータを変更するUOCクラスを作成する場合，次に示す処理を組み込む必要があります。
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リクエストに対応するUOCクラス用インターフェースをimplementsする。
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パラメタのCSCMsgTelegramManagerオブジェクトから電文を取得する。
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電文を解析し，更新する。
電文はバイト配列で取得されるため，Document型などへの変換が必要です。
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電文をバイト配列に変換する。
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電文取得APIの電文更新用メソッドに，変換したバイト配列を設定する。
UOCクラスの作成例を次に示します。
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![[図データ]](GRAPHICS/ZC048200.GIF)
- 注
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図中の番号は，組み込みが必要な処理の1.〜5.と対応しています。
(4) HCSCサーバの設定
(a) jarファイルの準備
Antなどのビルドツールを使用してjarファイルを作成し，jarファイル格納ディレクトリ（この例ではC:\uocjar）に格納します。
(b) プロパティファイルの準備
コンポーネント共通UOC用プロパティファイルの設定内容を次に示します。
rcp2=jp.com.reception.Rcp2Uoc
HCSCサーバランタイム定義ファイルに，次に示す定義を追加します。
common-uoc-prop-path=C:\\uocconf
(c) J2EEサーバ用オプション定義ファイル（usrconf.cfg）の設定
usrconf.cfgファイルに，次に示すプロパティ値を設定します。
add.class.path=C:\uocjar\uocClass2.jar