3.3.2 永続化しないビジネスプロセス
永続化しないビジネスプロセスは,プロセスの実行状態と実行履歴の記録を採らないため,高性能を実現する必要があるビジネスプロセスの場合に設定します。開発環境でビジネスプロセスを追加するときに,永続化しない設定にできます。
ただし,永続化するビジネスプロセスではできることが,永続化しないビジネスプロセスではできないといった制約事項があります。永続化しないビジネスプロセスは,次の条件を満たす場合に定義できます。
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非同期のサービスアダプタに対して,サービスを呼び出すサービス呼出アクティビティを含まない。
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待機アクティビティを含まない。
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受付アクティビティを複数含まない。
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プロセスインスタンスの再実行を使用しない(障害発生時は,サービスリクエスタからサービス呼び出し要求(ビジネスプロセスの呼び出し)を再度実行する)。
ビジネスプロセスを新規に追加する方法については,マニュアル「サービスプラットフォーム 開発ガイド 基本開発編」の「5.2.1 ビジネスプロセスを新規に追加する」を参照してください。