2.17.6 SFTPアダプタのタイムアウトを監視するポイント
SFTPアダプタでタイムアウトを監視するポイントを次に示します。
SFTPアダプタでは,セッション接続タイムアウトおよびデータ読み込みタイムアウトを設定できます。各タイムアウト値は,SFTPアダプタ実行環境プロパティファイルで設定できます。SFTPアダプタ実行環境プロパティファイルの詳細は,マニュアル「サービスプラットフォーム リファレンス」の「6.16.1 SFTPアダプタ実行環境プロパティファイル」を参照してください。
- 〈この項の構成〉
(1) セッション接続タイムアウト
SFTPサーバへのセッション接続要求時に,セッション接続タイムアウトに指定した時間を経過しても接続要求が終了しない場合,SFTPアダプタは例外を通知します。
設定できるパラメタを次の表に示します。
値 |
キー名称 |
デフォルト値 |
---|---|---|
セッション接続タイムアウト(秒) |
sftpadp.session.timeout |
10 |
また,セッション接続要求時に相手先ビジーなどで接続を確立できなかった場合,セッション接続タイムアウトに指定されたタイムアウト値までSFTPサーバへの接続をリトライします。
セッション接続タイムアウトのタイムアウト値には,リトライ回数とリトライ間隔を指定できます。リトライ回数に達してもセッション接続を確立できなかった場合,SFTPアダプタは例外を通知します。
設定できるパラメタを次の表に示します。
値 |
キー名称 |
デフォルト値 |
---|---|---|
セッションを確立できなかったときのリトライ回数※1 |
sftpadp.session-con.retry.count |
5 |
セッションを確立できなかったときのリトライ間隔※2(秒) |
sftpadp.session-con.retry.interval |
2 |