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Cosminexus V11 BPM/ESB基盤 サービスプラットフォーム 解説


2.15.10 HTTPアダプタのタイマ管理

HTTPアダプタでは次のタイムアウト時間を設定できます。

それぞれのタイムアウト値は,HTTPアダプタ定義ファイルで設定できます。HTTPアダプタ定義ファイルの詳細は,マニュアル「サービスプラットフォーム リファレンス」の「3.10.1 HTTPアダプタ定義ファイル」を参照してください。

〈この項の構成〉

(1) 接続タイムアウト

サーバとの接続が確立するまでの接続タイムアウトを設定できます。

接続タイムアウトの概要を次の図に示します。

図2‒151 接続タイムアウト

[図データ]

設定できるパラメタを次の表に示します。

表2‒82 接続タイムアウトの設定

キー名称

デフォルト値

接続タイムアウト(ミリ秒)

adphttp.protocol.connect-timeout

60000

(2) 読み込みタイムアウト

HTTPリクエストを送信してからHTTPレスポンスが返るまでの読み込みタイムアウトを設定できます。HTTPリクエストを送信してから数回に分けてHTTPレスポンスが返る場合は,1回ごとにタイムアウトを監視します。

読み込みタイムアウトの概要を次の図に示します。

図2‒152 読み込みタイムアウト(1回でレスポンスが返る場合)

[図データ]

図2‒153 読み込みタイムアウト(3回に分けてレスポンスが返る場合)

[図データ]

設定できるパラメタを次の表に示します。

表2‒83 読み込みタイムアウトの設定

キー名称

デフォルト値

読み込みタイムアウト(ミリ秒)

adphttp.protocol.read-timeout

300000

(3) 排他管理タイムアウト

HTTPアダプタから共通フォルダにアクセスする場合,共通フォルダに対して共有ロックが掛かります。HTTPアダプタでは,このときのロックリトライ回数およびロックリトライ間隔を指定できます。

設定できるパラメタを次の表に示します。

表2‒84 読み込みタイムアウトの設定

キー名称

デフォルト値

ロックリトライ回数(回)

adphttp.file.read-lock.retry.count

0

ロックリトライ間隔(秒)

adphttp.file.read-lock.retry.interval

1