2.13.4 メールアダプタで設定できるメール情報
メールアダプタでは,メールを送信するときに必要な情報を要求電文またはメールアダプタ実行環境プロパティファイルで設定できます。要求電文とメールアダプタ実行環境プロパティファイルの両方で指定された場合は,要求電文が優先されます。
メールアダプタで設定できるメール情報を次の表に示します。
大分類 |
小分類 |
設定内容 |
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アドレス |
アドレス種別 |
メールのアドレス種別(TO/CC/BCC),および宛先に指定する電子メールアドレスを設定できます。 |
メールの主題 |
− |
メールの主題を設定できます。 |
メールの本文 |
メール本文の内容 |
次の方法でメールの本文を設定できます。
|
メール形式 |
メールの形式を指定できます。 メールアダプタがサポートする形式を次に示します。
|
|
エンコード |
メール送信時のエンコードを指定できます。 エンコードを指定しなかった場合,ISO-2022-JPが使用されます。 |
|
文字セット |
メール本文の内容が記述されたファイルを読み込んでメール本文に設定する場合,テキストの文字セットを指定できます。 文字セットを指定しなかった場合,UTF-8が使用されます。 |
|
添付ファイル |
− |
メールに添付するファイルのパスを指定できます。※ |
メールヘッダ |
− |
メールの重要度,返信要求の有無など,ユーザが定義したメールヘッダのオプションを設定できます。 |
- (凡例)
-
−:該当する項目はありません。
- 注※
-
メールアダプタでは,メール本文として使用するファイルおよび添付ファイルに,共通フォルダルートの配下のサブフォルダを指定できます。共通フォルダルートの配下のサブフォルダは,メールアダプタ要求電文の/request/mail-body/file/mail-body-file-name,または/request/attachment-file/item/attach-file-nameに共通フォルダルートからファイル名までの相対パスを指定します。指定例を次に示します。
<request> : <folder-name common="true">default</folder-name> <mail-body-file-name>/folder1/folder2/body.txt</mail-body-file-name> : <attach-folder common="true">default<attach-folder> <attach-file-name>/folder1/folder2/attach.txt</attach-file-name> : </request>
要求電文で設定できる項目の詳細は,マニュアル「サービスプラットフォーム 開発ガイド 受付・アダプタ定義編」の「3.3.12 メールアダプタを定義する」のadpmail_smtp_request.xsd(要求電文フォーマットファイル)について説明している個所を参照してください。メールアダプタ実行環境プロパティファイルで設定できる項目の詳細は,マニュアル「サービスプラットフォーム リファレンス」の「6.13.3 メールアダプタ実行環境プロパティファイル」を参照してください。