1.1.2　ユーザ定義受付の作成機能

サービスリクエスタからの実行要求を受け付けるリクエスト受付には，標準受付とユーザ定義受付があります。

標準受付は，サービスリクエスタからのサービス部品の実行要求を受け付ける固定のインターフェースです。ユーザ定義受付は，サービスリクエスタからのサービス部品の実行要求に合わせて任意の形式を定義できるインターフェースです。

標準受付を利用するには，それぞれの標準受付の形式に合わせてサービスリクエスタを作成する必要があります。そのため，既存のサービスリクエスタを再利用する場合，標準受付のインターフェースの形式と合わないときには，サービスリクエスタを作り直したり，大きく改造したりする必要がありました。

このような場合，既存のサービスリクエスタからの実行要求を受け付けられる形式のユーザ定義受付を作成できます。ユーザ定義受付の作成について，次の図に示します。

図1‒2　ユーザ定義受付の作成

また，ユーザ定義受付には，特定のビジネスプロセスを呼び出すユーザ定義受付（呼出先固定）と，呼び出すビジネスプロセスを選択できるユーザ定義受付（呼出先選択）があります。2つを区別しない場合は，ユーザ定義受付と表記します。

ユーザ定義受付（呼出先固定）とユーザ定義受付（呼出先選択）の作成について，次の図に示します。

図1‒3　ユーザ定義受付（呼出先固定）とユーザ定義受付（呼出先選択）の作成

なお，ユーザ定義受付（呼出先選択）はHTTP受付の場合だけ使用できます。

サービスプラットフォームには，ユーザ定義受付を効率的に作成するためのウィザードが用意されています。