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Cosminexus V11 アプリケーションサーバ SOAPアプリケーション開発の手引


1.1 マニュアルの説明,プレフィクスと名前空間URI

このマニュアルでは,SOAPおよびWSDLの技術を利用して開発し,ネットワーク上でサービスを提供するアプリケーションのことをSOAPアプリケーションと表記します。また,アプリケーションサーバが提供するSOAPアプリケーション開発用の機能をSOAPアプリケーション開発支援機能,SOAPアプリケーション実行用の環境をSOAP通信基盤と表記します。

注意

JAX-WS仕様に対応したWebサービスを開発する場合,SOAPアプリケーション開発支援機能およびSOAP通信基盤ではなく,JAX-WS機能(開発用のコマンドラインインタフェースと通信基盤)を使用します。

SOAPアプリケーション開発支援機能およびSOAP通信基盤と,JAX-WS機能の間に互換性はありません。JAX-WS機能を使用したWebサービスの開発方法については,マニュアル「アプリケーションサーバ Webサービス開発ガイド」を参照してください。

また,JAX-WS機能への切り替えに当たっての注意事項については,「1.6 JAX-WS仕様に対応したWebサービスを開発する場合の注意事項」を参照してください。

このマニュアルの対象となるSOAPアプリケーション開発支援機能,およびSOAP通信基盤は,アプリケーションサーバを構成する次のプログラムプロダクトで提供されています。

SOAPアプリケーション開発支援機能(Component Container)

Developer

Service Architect

SOAP通信基盤(Component Container)

Application Server

Service Platform

SOAP通信基盤(Component Container Client)

Client

なお,Cosminexus 08-00からコネクションプーリングのデフォルト設定が無効になりました。コネクションプーリングを使用する場合,「7.4 コネクションプーリング」を参照し,その内容を十分に理解した上で使用してください。

このマニュアルで使用している表記について説明します。

コーディング例で使用する記号

このマニュアルでは,次に示す記号を使用して,コーディング例を記述しています。

記号

意味

リーダ

記述が省略されていることを示します。この記号の直前に示された項目を繰り返し複数個指定できます。

(例)

値…では,「値を必要個指定する」ことを示します。

/* */

//

コメント文として扱うことを示します。

(例)

//メッセージを送信する

コマンドの形式で使用する記号

このマニュアルでは,次に示す記号を使用して,コマンドの形式を記述しています。

記号

意味

[ ]

この記号で囲まれている項目は,省略してもよいことを示します。

< >

この記号で囲まれている項目は,サービスロケーションやファイルなどの可変値を指定することを示します。

Windowsの場合のフォルダとパスの表記

このマニュアルでは,Windows,AIX,およびLinuxで共通の内容の場合,Windowsの「フォルダ」を「ディレクトリ」と表記しています。また,「\」を「/」と表記しています。

Windowsの場合,「ディレクトリ」を「フォルダ」に,「/」を「\」に置き換えてお読みください。

プレフィクスと名前空間URIの対応

このマニュアルで使用するプレフィクスと名前空間URIの対応を次に示します。特に断りがないかぎり,次のプレフィクスを使用します。

プレフィクス

名前空間URI

soap

http://schemas.xmlsoap.org/wsdl/soap/

soapenc

http://schemas.xmlsoap.org/soap/encoding/

soapenv

http://schemas.xmlsoap.org/soap/envelope/

wsdl

http://schemas.xmlsoap.org/wsdl/

wsi

http://ws-i.org/profiles/basic/1.1/xsd

xsd

http://www.w3.org/2001/XMLSchema

xsd2000

http://www.w3.org/2000/10/XMLSchema

xsi

http://www.w3.org/2001/XMLSchema-instance