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Cosminexus V11 アプリケーションサーバ Webサービスセキュリティ構築ガイド


6.1.3 トレースの重要度

トレースの重要度を変更することで,出力するトレースの情報量を変更できます。出力する情報量を多くすることで,障害発生の要因を特定しやすくなります。ただし,出力する情報量を多くすると,プログラムの処理性能への影響が大きくなります。

トレースの重要度には次のレベルがあります。

Webサービスセキュリティ機能で出力するトレースの重要度は,SOAP通信基盤またはJAX-WS機能の設定に従います。JAX-WS機能の場合の詳細を次の表に示します。

表6‒4 JAX-WS機能を利用している場合のトレースの重要度

トレースの種類

出力内容

有効となる重要度

サーバトレース

メッセージ

J2EEサーバ上で動作させた場合のJAX-WS機能の稼働ログの重要度

スタックトレース

J2EEサーバ上で動作させた場合のJAX-WS機能の例外ログの重要度

保守情報

J2EEサーバ上で動作させた場合のJAX-WS機能の保守ログの重要度

クライアントトレース

メッセージ

J2EEサーバ上またはコマンドインタフェースで動作させた場合のJAX-WS機能の稼働ログの重要度

スタックトレース

J2EEサーバ上またはコマンドインタフェースで動作させた場合のJAX-WS機能の例外ログの重要度

保守情報

J2EEサーバ上またはコマンドインタフェースで動作させた場合のJAX-WS機能の保守ログの重要度

JAX-WS機能のログの重要度の詳細については,マニュアル「アプリケーションサーバ Webサービス開発ガイド」を参照してください。また,SOAP通信基盤を利用している場合は,マニュアル「アプリケーションサーバ SOAPアプリケーション開発の手引」を参照してください。