Hitachi

Cosminexus V11 アプリケーションサーバ Webサービス開発ガイド


34.1 WS-RM 1.2機能とは

WS-RM 1.2機能とは,WebサービスとWebサービスクライアントのSOAPメッセージのやり取りに,RMD(Reliable Messaging Destination)およびRMS(Reliable Messaging Source)を介することで,SOAPメッセージを確実に送受信するための機能です。RMSとRMDの間では,バックグラウンドでメッセージを受信したことを通知するAckメッセージを送信して,メッセージが相手先に届いたかどうかを管理しています。必要に応じてWS-RM 1.2機能が自動的にメッセージの再送や重複したメッセージの排除をして,通信の信頼性を高めています。

WS-RM 1.2機能を使用した場合のSOAPメッセージの送受信の流れを次に示します。

図34‒1 WS-RM 1.2機能を使用した場合のSOAPメッセージの送受信の流れ

[図データ]

DispatchインタフェースおよびProviderインタフェースは利用できません。