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Cosminexus V11 アプリケーションサーバ リファレンス API編


logメソッド

〈このページの構成〉

説明

パラメタに指定したAuditLogRecordオブジェクトを基に,監査ログを出力します。出力される監査ログは,AuditLogRecordクラスのsetで始まるメソッドで設定した値です。

監査ログのレコードは,出力項目ごとに推奨値が決められています。出力項目ごとの推奨値については,「8.2 AuditLogRecordクラス」を参照してください。ただし,推奨されている文字種以外の文字を設定したり,推奨されている文字数を超過して設定したりした場合も,設定した値がそのまま出力されます。

監査ログの出力先は,監査ログ定義ファイルで指定します。監査ログ定義ファイルについては,マニュアル「アプリケーションサーバ リファレンス 定義編(サーバ定義)」の「11.2.1 監査ログ定義ファイル」を参照してください。また,監査ログの出力形式については,マニュアル「アプリケーションサーバ 機能解説 運用/監視/連携編」の「6.4.3 監査ログの出力形式」を参照してください。

すでに監査ログを出力したファイルが存在する場合,出力した監査ログには,そのファイルのアクセス権限が引き継がれます。監査ログを出力したファイルが存在しない場合は,監査ログを出力したファイルに対して,次のアクセス権限が設定されます。

表8‒7 監査ログを出力したファイルのアクセス権限

OS

所有者

設定されるアクセス権限

Windowsの場合

出力先のフォルダの設定が引き継がれます。

UNIXの場合

監査ログを出力したプロセスのユーザおよびプライマリグループ

666

注※

umaskによるマスクが行われます。umask=0022が設定されている場合,実際には644となります。

形式

public void log(AuditLogRecord)
  throws AuditLogException;

パラメタ

AuditLogRecord:

AuditLogRecordオブジェクトを指定します。

例外

AuditLogException:

監査ログの出力が失敗しました。次の要因が考えられます。

  • 監査ログを出力するプロセスの実行ユーザに,監査ログの書き込み権限がない。

  • 監査ログを出力する際にディスクフルになった。

  • 指定が必要な出力項目が指定されていない。

戻り値

なし