5.2.2 application.xml編集時の注意事項
ここでは,application.xml編集時の注意事項を説明します。
- 〈この項の構成〉
(1) <display-name>タグの設定
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エンタープライズアプリケーションプロジェクトの作成時に,[新規プロジェクト]ダイアログの[EAR Application Project]ページで指定した[Project name]が入ります。値を指定しないとEclipseでのデプロイ,およびリデプロイ時にエラーが発生するので,必ず値を指定してください。
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デプロイ後に変更すると,J2EEサーバ上のJ2EEアプリケーションの入れ替え,およびアンデプロイが適切に実行されません。
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<display-name>タグの設定値は,作業ディレクトリ中のディレクトリ名として使用されます。作業ディレクトリのパス長がOSの上限に達しないように<display-name>タグを指定してください。作業ディレクトリのパス長の見積もりについては,マニュアル「アプリケーションサーバ システム構築・運用ガイド」の「付録C.1 J2EEサーバの作業ディレクトリ」を参照してください。
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アプリケーション属性ファイルで,<hitachi-application-property><scheduling-unit>にApplicationを設定していて,かつ<hitachi-application-property><scheduling><queue-name>を省略する場合,application.xmlの<display-name>には<queue-name>で指定可能な範囲の値を指定してください。
(2) <ejb>タグの設定
<module>タグ下の<ejb>タグには,エンタープライズアプリケーションプロジェクトに組み込まれているEJBプロジェクトの<プロジェクト名>.jarが設定されます。変更すると誤動作するおそれがあるので,注意してください。
(3) <web-uri>タグの設定
<module>タグ下にある,<web>タグ下の<web-uri>タグには,エンタープライズアプリケーションプロジェクトに組み込まれているWebプロジェクトの<プロジェクト名>.warが設定されます。変更すると誤動作するおそれがあるので,注意してください。
(4) <context-root>タグの設定
<context-root>タグにはコンテキストルートが設定されます。<context-root>タグの設定値は,作業ディレクトリ中のディレクトリ名として使用されます。作業ディレクトリのパス長がOSの上限に達しないように<context-root>タグを指定してください。作業ディレクトリのパス長の見積もりについては,マニュアル「アプリケーションサーバ システム構築・運用ガイド」の「付録C.1 J2EEサーバの作業ディレクトリ」を参照してください。