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Cosminexus V11 アプリケーションサーバ アプリケーション開発ガイド


1.4.2 アーカイブ形式のJ2EEアプリケーション

ここでは,アーカイブ形式のJ2EEアプリケーションの概要および構成を説明します。

〈この項の構成〉

(1) アーカイブ形式のJ2EEアプリケーションの概要

アーカイブ形式のJ2EEアプリケーションとは,EJBやサーブレットなどのJ2EEアプリケーションの実体をJ2EEサーバの作業ディレクトリに持つJ2EEアプリケーションです。

次の図にアーカイブ形式のJ2EEアプリケーションの概要を示します。

図1‒8 アーカイブ形式のJ2EEアプリケーションの概要

[図データ]

アーカイブ形式のJ2EEアプリケーションを実行するには,作成したプログラムをEJB-JARファイルおよびWARファイルにアーカイブし,さらにEJB-JARファイルおよびWARファイルをEARファイルにアーカイブしてから,J2EEサーバにデプロイします。

プログラムを修正した場合は,アーカイブとデプロイをやり直してJ2EEアプリケーションを入れ替えます。なお,リデプロイ機能を使用すると,J2EEアプリケーションが持つすべての属性情報を引き継いで,J2EEアプリケーションを入れ替えられます。

(2) アーカイブ形式のJ2EEアプリケーションの構成

アーカイブ形式では,J2EEアプリケーションをEARファイルとして作成し,EARファイルにWARファイルおよびEJB-JARファイルを含めます。

ここでは,アーカイブ形式でデプロイした場合のJ2EEアプリケーションの構成を説明します。

EARファイルの構成例を次の図に示します。

図1‒9 EARファイルの構成例

[図データ]

EARファイルに含まれるWARファイル,およびEJB-JARファイルの構成を示します。