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Cosminexus V11 アプリケーションサーバ Cosminexus Reliable Messaging


6.3.2 HiRDB Type4 JDBC Driverを使用してHiRDBに接続する場合

HiRDBを使用する場合で,サイズの大きいメッセージを送受信するときには,連携先のDB ConnectorのmaxBinarySizeプロパティをメッセージのサイズより十分大きく設定してください。maxBinarySizeプロパティの値が小さいと,メッセージの受信に失敗する場合があります。

表6‒7 DBConnector_HiRDB_Type4_XA_Cosminexus_RM.rarを使用する場合に指定できるプロパティ

プロパティ名(config-property-name)

データ型(config-property-type)

プロパティの値(config-property-value)

linkedResourceAdapterName

java.lang.String

連携するReliable Messagingリソースアダプタの表示名を指定します。

DBConnector_HiRDB_Type4_XA_Cosminexus_RM.rarを使用する場合に指定できます。

description

java.lang.String

データベースへの接続に必要な接続付加情報を設定します。設定された値は,HiRDB Type4 JDBC DriverのsetDescriptionメソッドに渡されます。

DBHostName

java.lang.String

接続するHiRDBのホスト名を設定します。設定された値は,HiRDB Type4 JDBC DriverのsetDBHostNameメソッドに渡されます。

environmentVariables

java.lang.String

HiRDBクライアント環境変数を指定します。設定された値は,HiRDB Type4 JDBC DriverのsetEnvironmentVariablesメソッドに渡されます。

XAOpenString

java.lang.String

XA_OPEN文字列を設定します。設定された値は,HiRDB Type4 JDBC DriverのsetXAOpenStringメソッドに渡されます。

loginTimeout

java.lang.Integer

getConnectionメソッドでConnectionオブジェクトを取得する際の,HiRDBサーバとの物理接続確立の最大待ち時間(秒)を指定します。設定された値は,HiRDB Type4 JDBC DriverのsetLoginTimeoutメソッドに渡されます。

デフォルト値は8です。

encodeLang

java.lang.String

データ変換時の文字セット名称を設定します。設定された値は,HiRDB Type4 JDBC DriverのsetEncodeLangメソッドに渡されます。

JDBC_IF_TRC

java.lang.Boolean

JDBCインタフェースメソッドトレースの取得の有無を設定します。設定された値は,HiRDB Type4 JDBC DriverのsetJDBC_IF_TRACEメソッドに渡されます。

TRC_NO

java.lang.Integer

JDBCインタフェースメソッドトレースのエントリ数を設定します。設定された値は,HiRDB Type4 JDBC DriverのsetTRC_NOメソッドに渡されます。

デフォルト値は500です。

uapName

java.lang.String

アプリケーション名称を設定します。設定された値は,HiRDB Type4 JDBC DriverのsetUapNameメソッドに渡されます。

LONGVARBINARY_Access

java.lang.String

JDBC SQL タイプLONGVARBINARY(HiRDBデータ型である列属性BLOB,列属性BINARY)のデータベースアクセス方法を指定します。設定された値は,HiRDB Type4 JDBC DriverのsetLONGVARBINARY_Accessメソッドに渡されます。

デフォルト値はREALです。

SQLInNum

java.lang.Integer

実行するSQLの入力パラメタの最大数を指定します。設定された値は,HiRDB Type4 JDBC DriverのsetSQLInNumメソッドに渡されます。

デフォルト値は300です。

SQLOutNum

java.lang.Integer

実行するSQLの検索項目の最大数を指定します。設定された値は,HiRDB Type4 JDBC DriverのsetSQLOutNumメソッドに渡されます。

デフォルト値は300です。

SQLWarningLevel

java.lang.String

SQL実行時に発生した警告保持レベルを指定します。設定された値は,HiRDB Type4 JDBC DriverのsetSQLWarningLevelメソッドに渡されます。

デフォルト値はSQLWARNです。

DBConnector_HiRDB_Type4_XA_Cosminexus_RM.rarを使用する場合,IGNOREは指定しないでください。指定した場合,Reliable Messagingのキューから取り出すメッセージが破損するおそれがあります。

SQLWarningIgnore

java.lang.Boolean

データベースから返される警告をConnectionクラスで保持しないかどうかの情報を設定します。設定された値は,HiRDB Type4 JDBC DriverのsetSQLWarningIgnoreメソッドに渡されます。

デフォルト値はfalseです。

HiRDBCursorMode

java.lang.Boolean

HiRDBがコミットを行った場合にResultSetクラスのオブジェクトを有効とするかを指定します。設定された値は,HiRDB Type4 JDBC DriverのsetHiRDBCursorModeメソッドに渡されます。

デフォルト値はfalseです。

maxBinarySize

java.lang.Integer

JDBC SQLタイプLONGVARBINARY型データ取得時のデータサイズの上限を設定します。設定された値は,HiRDB Type4 JDBC DriverのsetMaxBinarySizeメソッドに渡されます。DBConnector_HiRDB_Type4_XA.rarを使用する場合,デフォルト値は0です。

DBConnector_HiRDB_Type4_XA_Cosminexus_RM.rarを使用する場合,デフォルト値は64000です。

DBConnector_HiRDB_Type4_XA_Cosminexus_RM.rarを使用する場合,0は指定しないでください。

LONGVARBINARY_AccessSize

java.lang.Integer

HiRDBサーバに対して一度に要求するJDBC SQLタイプLONGVARBIANRY型データの長さを指定します。設定された値は,HiRDB Type4 JDBC DriverのsetLONGVARBINARY_AccessSizeメソッドに渡されます。

デフォルト値は0です。

XACloseString

java.lang.String

XAクローズ文字列を設定します。設定された値は,HiRDB Type4 JDBC DriverのsetXACloseStringメソッドに渡されます。

XALocalCommitMode

java.lang.Boolean

トランザクションがグローバルトランザクションでない場合にオートコミット機能を有効にするかを設定します。設定された値はHiRDB Type4 JDBC DriverのsetXALocalCommitModeメソッドに渡されます。

デフォルト値はtrueです。

このプロパティはデフォルト値から変更しないでください。

PreparedStatementPoolSize

java.lang.Integer

コネクションプールに割り当てられるコネクションごとのPreparedStatementのプールサイズを設定します。有効範囲は0〜4095です。

デフォルト値は10です。

CallableStatementPoolSize

java.lang.Integer

コネクションプールに割り当てられるコネクションごとのCallableStatementのプールサイズを設定します。有効範囲は0〜4095です。

デフォルト値は10です。

CancelStatement

java.lang.Boolean

トランザクションタイムアウトやUAP強制停止時にステートメントキャンセルを実行するかどうかを設定します。

  • trueの場合

    実行中のSQLをキャンセルします。

  • falseの場合

    実行中のSQLをキャンセルしません。

デフォルト値はtrueです。

DBConnector_HiRDB_Type4_XA.rarを使用する場合に指定できます。

logLevel

java.lang.String

DB Connectorが出力するログトレースのレベルを指定します。

  • 0またはERROR

  • 10またはWARNING

  • 20またはINFORMATION

デフォルト値は0またはERRORです。

注※

maxBinarySizeプロパティに設定するデータサイズを見積もるための計算式は,bufSizeプロパティに設定するバッファサイズを見積もるための計算式と同じです。ただし,maxBinarySizeプロパティとbufSizeプロパティでは,データサイズの単位が異なります。そのため,見積もったデータサイズを設定する際は,単位に注意してください。

データサイズを見積もるための計算式の詳細は,「6.3.1 DABroker Libraryを使用してOracleまたはHiRDBに接続する場合」の表下の注釈を参照してください。

データサイズには,0を指定しないでください。0を指定した場合,メモリ不足が発生し,J2EEサーバがダウンするおそれがあります。

HiRDBを使用する場合で,サイズの大きいメッセージを送受信するときには,連携先のDB ConnectorのmaxBinarySizeプロパティをメッセージのサイズより十分大きく設定してください。maxBinarySizeプロパティの値が小さいと,メッセージの受信に失敗する場合があります。