Hitachi

Cosminexus V11 アプリケーションサーバ Cosminexus Reliable Messaging


6.3.1 DABroker Libraryを使用してOracleまたはHiRDBに接続する場合

なお,DABroker Libraryで使用するAPIについては,マニュアル「アプリケーションサーバ リファレンス API編」を参照してください。

表6‒4 DBConnector_DABJ_CP_Cosminexus_RM.rarを使用する場合に指定できるプロパティ

プロパティ名(config-property-name)

データ型(config-property-type)

プロパティの値(config-property-value)

linkedResourceAdapterName

java.lang.String

連携するReliable Messagingリソースアダプタの表示名を指定します。

DBConnector_DABJ_CP_Cosminexus_RM.rarを使用する場合に指定できます。

networkProtocol

java.lang.String

DABroker Libraryとの接続種別を設定します。設定された値は,DABroker LibraryのsetNetworkProtocolメソッドに渡されます。

  • "lib"

description

java.lang.String

接続するデータベースに必要な接続付加情報を設定します。設定された値は,DABroker LibraryのsetDescriptionメソッドに渡されます。

  • HIRDBの場合

    HiRDBシステムのポート番号,またはHiRDBクライアントの環境変数グループ名を指定します。

  • ORACLEの場合

    SQL*Netの接続文字列を指定します。

DBHostName

java.lang.String

接続するHiRDBのホスト名を設定します。設定された値は,DABroker LibraryのsetDBHostNameメソッドに渡されます。

loginTimeout

java.lang.Integer

データベースへの接続試行中に,データソースが待機する最長時間(単位:秒)を設定します。デフォルト値は0です。

serverName

java.lang.String

接続するDABroker Libraryのホスト名またはIPアドレスを設定します。設定された値は,DABroker LibraryのsetServerNameメソッドに渡されます。

portNumber

java.lang.Integer

接続するDABroker Libraryのポート番号を設定します。設定された値は,DABroker LibraryのsetPortNumberメソッドに渡されます。デフォルト値は40179です。

databaseName

java.lang.String

接続するデータベースの種別を設定します。設定された値は,DABroker LibraryのsetDatabaseNameメソッドに渡されます。

  • HIRDB

    HiRDBおよびXDM/RD E2に接続する場合に指定します。

  • ORACLE,ORACLE8I

    Oracleに接続する場合に指定します。

DBConnector_DABJ_CP_Cosminexus_RM.rarの場合,デフォルト値はHIRDBです。

DBEnv

java.lang.String

DABroker Libraryの接続先データベース定義情報を設定します。設定された値は,DABroker LibraryのsetDBEnvメソッドに渡されます。

encodLang

java.lang.String

エンコード文字形態を設定します。設定された値は,DABroker LibraryのsetEncodLangメソッドに渡されます。

JDBC_IF_TRC

java.lang.Boolean

JDBCインタフェースメソッドトレースの取得の有無を設定します。設定された値は,DABroker LibraryのsetJDBC_IF_TRCメソッドに渡されます。

  • trueを指定した場合

    トレースを取得します。

  • falseを指定した場合

    トレースを取得しません。

なお,trueを指定した場合,Driverが出力するトレースは,Component ContainerからセットされるPrintWriterと,ユーザがコネクションファクトリ(javax.sql.DataSourceクラス)のsetLogWriter()メソッドで指定したPrintWriterに出力します。デフォルト値はfalseです。

SV_EVENT_TRC

java.lang.Boolean

DABroker Libraryとのイベントトレースの取得の有無を設定します。設定された値は,DABroker LibraryのsetSV_EVENT_TRCメソッドに渡されます。

  • trueを指定した場合

    トレースを取得します。

  • falseを指定した場合

    トレースを取得しません。

なお,trueを指定した場合,Driverが出力するトレースは,Component ContainerからセットされるPrintWriterと,ユーザがコネクションファクトリ(javax.sql.DataSourceクラス)のsetLogWriter()メソッドで指定したPrintWriterに出力します。デフォルト値はfalseです。

TRC_NO

java.lang.Integer

トレースのエントリ数を,10〜1000の範囲で設定します。設定された値は,DABroker LibraryのsetTRC_NOメソッドに渡されます。デフォルト値は500です。

uapName

java.lang.String

アプリケーション名称を設定します。設定された値は,DABroker LibraryのsetUapNameメソッドに渡されます。

bufSize

java.lang.Integer

DABroker Libraryからの受信データのバッファ長を,1〜16000の範囲(単位:キロバイト)で設定します。設定された値は,DABroker LibraryのsetBufSizeメソッドに渡されます。デフォルト値は64です。

rowSize

java.lang.Integer

DABroker LibraryがJDBCで取り扱うバッファ長を,16〜512の範囲(単位:メガバイト)で設定します。設定された値は,DABroker LibraryのsetRowSizeメソッドに渡されます。デフォルト値は16です。

OSAuthorize

java.lang.Boolean

OS認証機能を使用してデータベースに接続するかどうかを設定します。設定された値は,DABroker LibraryのsetOSAuthorizeメソッドに渡されます。

  • trueを指定した場合

    OS認証機能を使用します。

  • falseを指定した場合

    OS認証機能を使用しません。

デフォルト値はfalseです。

HiRDBCursorMode

java.lang.Boolean

HiRDBで検索時にカーソルがCommit,またはRollbackにわたって有効かどうかを設定します。設定された値は,DABroker LibraryのsetHiRDBCursorModeメソッドに渡されます。

  • trueを指定した場合

    カーソルは保持されます。アプリケーションは続けてFetchできます。

  • falseを指定した場合

    カーソルはクローズされますが,ステートメントは有効です。アプリケーションは,Prepareしないで,再度Executeできます。

デフォルト値はfalseです。

blockUpdate

java.lang.Boolean

接続データベースがHiRDBの場合,?パラメタを使用したデータベースの更新で,複数のパラメタセットを一度に処理するかどうかを設定します。設定された値は,DABroker LibraryのsetBlockUpdateメソッドに渡されます。

  • trueを指定した場合

    複数のパラメタセットを一度に処理します。

  • falseを指定した場合

    複数のパラメタセットを一つずつ分割して処理します。

デフォルト値はfalseです。

executeDirectMode

java.lang.Boolean

接続データベースがHiRDBの場合,Statementクラスを使用したINSERT, UPDATE, DELETEなどのデータベースの更新で,HiRDBのEXECUTE DIRECT機能を使用するかどうかを設定します。設定された値は,DABroker LibraryのsetExecuteDirectModeメソッドに渡されます。

  • trueを指定した場合

    Execute Direct機能を使用します。

  • falseを指定した場合

    Execute Direct機能を使用しません。

デフォルト値はfalseです。

SQLWarningIgnore

java.lang.Boolean

データベースから返される警告をConnectionクラスで保持するかどうかを設定します。設定された値は,DABroker LibraryのsetSQLWarningIgnoreメソッドに渡されます。

  • trueを指定した場合

    警告を保持しません。

  • falseを指定した場合

    警告を保持します。

デフォルト値はfalseです。

LONGVARBINARY_Access

java.lang.String

LONGVARBINARY(列属性BLOB,列属性BINARY)のデータベースアクセス方法を設定します。設定された値は,DABroker LibraryのsetLONGVARBINARY_Accessメソッドに渡されます。

  • REAL

  • LOCATOR

デフォルト値はREALです。

bufferPoolSize

java.lang.Integer

受信データのバッファをプールする最大数を設定します。設定された値は,DABroker LibraryのsetBufferPoolSizeメソッドに渡されます。

デフォルト値は0です。

PreparedStatementPoolSize

java.lang.Integer

コネクションプールに割り当てられるコネクションごとのPreparedStatementのプールサイズを設定します。0〜1024の整数で指定します。デフォルト値は10です。また,PreparedStatementPoolSizeとCallableStatementPoolSizeの合計値は,1024以下に設定してください。有効範囲外の値を指定した場合は,デフォルト値が設定されます。

CallableStatementPoolSize

java.lang.Integer

コネクションプールに割り当てられるコネクションごとのCallableStatementのプールサイズを設定します。0〜1024の整数で指定します。デフォルト値は10です。また,PreparedStatementPoolSizeとCallableStatementPoolSizeの合計値は,1024以下に設定してください。有効範囲外の値を指定した場合は,デフォルト値が設定されます。

CancelStatement

java.lang.Boolean

トランザクションタイムアウトや業務アプリケーション強制停止時に,Statementクラス,CallableStatementクラスおよびPreparedStatementクラスで実行中のSQLをキャンセルするかどうかを指定します。

  • trueを指定した場合

    実行中のSQLをキャンセルします。

  • falseを指定した場合

    実行中のSQLをキャンセルしません。

デフォルト値はtrueです。

Oracleに接続する場合で,データベースのサーバまたはクライアントのどちらかがWindowsプラットフォームで,専用サーバ接続をする場合,falseを設定してください。

XDM/RDに接続する場合,falseを設定してください。

DBConnector_DABJ_CP.rarを使用する場合に指定できます。

ConnectionIDUpdate

java.lang.Boolean

コネクションIDをDataSource#getConnectionメソッドごとに更新するかどうかを指定します。

  • trueを指定した場合

    DataSource#getConnectionメソッドのたびにコネクションIDを生成します。

  • falseを指定した場合

    DataSource#getConnectionメソッドで新規の物理コネクションを確立したときにコネクションIDを生成し,そのあとは更新しません。

デフォルト値はfalseです。

このプロパティは,接続するデータベースがOracleの場合に指定できます。

logLevel

java.lang.String

DB Connectorが出力するログ・トレースのレベルを指定します。

次の値が指定できます。

  • 0またはERROR

  • 10またはWARNING

  • 20またはINFORMATION

デフォルトは,0またはERRORです。

表6‒5 DBConnector_DABJ_XA_Cosminexus_RM.rarを使用する場合に指定できるプロパティ

プロパティ名(config-property-name)

データ型(config-property-type)

プロパティの値(config-property-value)

linkedResourceAdapterName

java.lang.String

連携するReliable Messagingリソースアダプタの表示名を指定します。

DBConnector_DABJ_XA_Cosminexus_RM.rarを使用する場合に指定できます。

networkProtocol

java.lang.String

DABroker Libraryとの接続種別を設定します。設定された値は,DABroker LibraryのsetNetworkProtocolメソッドに渡されます。

  • "lib"

description

java.lang.String

接続するデータベースに必要な接続付加情報を設定します。設定された値は,DABroker LibraryのsetDescriptionメソッドに渡されます。

  • HIRDBの場合

    HiRDBクライアントの環境変数グループ名を指定します。

  • ORACLEの場合

    SQL*Netの接続文字列を指定します。

DBHostName

java.lang.String

接続するHiRDBのホスト名を設定します。設定された値は,DABroker LibraryのsetDBHostNameメソッドに渡されます。

XAOpenString

java.lang.String

XA_OPEN文字列を設定します。設定された値は,DABroker LibraryのsetXAOpenStringメソッドに渡されます。

loginTimeout

java.lang.Integer

データベースへの接続試行中に,データソースが待機する最長時間(単位:秒)を設定します。デフォルト値は0です。

serverName

java.lang.String

接続するDABroker Libraryのホスト名を設定します。設定された値は,DABroker LibraryのsetServerNameメソッドに渡されます。

portNumber

java.lang.Integer

接続するDABroker Libraryのポート番号を設定します。設定された値は,DABroker LibraryのsetPortNumberメソッドに渡されます。デフォルト値は40179です。

databaseName

java.lang.String

接続するデータベースの種別を設定します。設定された値は,DABroker LibraryのsetDatabaseNameメソッドに渡されます。

次の値が指定できます。

  • HIRDB

    HiRDBに接続する場合に指定します。

  • ORACLE,ORACLE8I

    Oracleに接続する場合に指定します。

DBConnector_DABJ_XA_Cosminexus_RM.rarの場合,デフォルト値はHIRDBです。

DBEnv

java.lang.String

DABroker Libraryの接続先データベース定義情報を設定します。設定された値は,DABroker LibraryのsetDBEnvメソッドに渡されます。

encodLang

java.lang.String

エンコード文字形態を設定します。設定された値は,DABroker LibraryのsetEncodLangメソッドに渡されます。

JDBC_IF_TRC

java.lang.Boolean

JDBCインタフェースメソッドトレースの取得の有無を設定します。設定された値は,DABroker LibraryのsetJDBC_IF_TRCメソッドに渡されます。

  • trueを指定した場合

    トレースを取得します。

  • falseを指定した場合

    トレースを取得しません。

なお,trueを指定した場合,Driverが出力するトレースは,Component ContainerからセットされるPrintWriterと,ユーザがコネクションファクトリ(javax.sql.DataSourceクラス)のsetLogWriter()メソッドで指定したPrintWriterに出力します。デフォルト値はfalseです。

SV_EVENT_TRC

java.lang.Boolean

DABroker Libraryとのイベントトレースの取得の有無を設定します。設定された値は,DABroker LibraryのsetSV_EVENT_TRCメソッドに渡されます。

  • trueを指定した場合

    トレースを取得します。

  • falseを指定した場合

    トレースを取得しません。

なお,trueを指定した場合,Driverが出力するトレースは,Component ContainerからセットされるPrintWriterと,ユーザがコネクションファクトリ(javax.sql.DataSourceクラス)のsetLogWriter()メソッドで指定したPrintWriterに出力します。デフォルト値はfalseです。

TRC_NO

java.lang.Integer

トレースのエントリ数を設定します。設定された値は,DABroker LibraryのsetTRC_NOメソッドに渡されます。デフォルト値は500です。

uapName

java.lang.String

アプリケーション名称を設定します。設定された値は,DABroker LibraryのsetUapNameメソッドに渡されます。

bufSize

java.lang.Integer

DABroker Libraryからの受信データのバッファ長を,1〜16000の範囲(単位:キロバイト)で設定します。設定された値は,DABroker LibraryのsetBufSizeメソッドに渡されます。デフォルト値は64です。

rowSize

java.lang.Integer

DABroker LibraryがJDBCで取り扱うバッファ長を,16〜512の範囲(単位:メガバイト)で設定します。設定された値は,DABroker LibraryのsetRowSizeメソッドに渡されます。デフォルト値は16です。

OSAuthorize

java.lang.Boolean

OS認証機能を使用してデータベースに接続するかどうかを設定します。設定された値は,DABroker LibraryのsetOSAuthorizeメソッドに渡されます。

  • trueを指定した場合

    OS認証機能を使用します。

  • falseを指定した場合

    OS認証機能を使用しません。

デフォルト値はfalseです。

HiRDBCursorMode

java.lang.Boolean

HiRDBで検索時にカーソルがCommit,またはRollbackにわたって有効かどうかを設定します。設定された値は,DABroker LibraryのsetHiRDBCursorModeメソッドに渡されます。

  • trueを指定した場合

    カーソルは保持されます。アプリケーションは続けてFetchできます。

  • falseを指定した場合

    カーソルはクローズされますが,ステートメントは有効です。アプリケーションは,Prepareしないで,再度Executeできます。

デフォルト値はfalseです。

blockUpdate

java.lang.Boolean

接続データベースがHiRDBの場合,?パラメタを使用したデータベースの更新で,複数のパラメタセットを一度に処理するかどうかを設定します。設定された値は,DABroker LibraryのsetBlockUpdateメソッドに渡されます。

  • trueを指定した場合

    複数のパラメタセットを一度に処理します。

  • falseを指定した場合

    複数のパラメタセットを一つずつ分割して処理します。

デフォルト値はfalseです。

executeDirectMode

java.lang.Boolean

接続データベースがHiRDBの場合,Statementクラスを使用したINSERT, UPDATE, DELETEなどのデータベースの更新で,HiRDBのEXECUTE DIRECT機能を使用するかどうかを設定します。設定された値は,DABroker LibraryのsetExecuteDirectModeメソッドに渡されます。

  • trueを指定した場合

    Execute Direct機能を使用します。

  • falseを指定した場合

    Execute Direct機能を使用しません。

デフォルト値はfalseです。

SQLWarningIgnore

java.lang.Boolean

データベースから返される警告をConnectionクラスで保持するかどうかを設定します。設定された値は,DABroker LibraryのsetSQLWarningIgnoreメソッドに渡されます。

  • trueを指定した場合

    警告を保持しません。

  • falseを指定した場合

    警告を保持します。

デフォルト値はfalseです。

LONGVARBINARY_Access

java.lang.String

LONGVARBINARY(列属性BLOB,列属性BINARY)のデータベースアクセス方法を設定します。設定された値は,DABroker LibraryのsetLONGVARBINARY_Accessメソッドに渡されます。

  • REAL

  • LOCATOR

デフォルト値はREALです。

bufferPoolSize

java.lang.Integer

受信データのバッファをプールする最大数を設定します。設定された値は,DABroker LibraryのsetBufferPoolSizeメソッドに渡されます。

デフォルト値は0です。

XACloseString

java.lang.String

XA_CLOSE文字列を設定します。設定された値は,DABroker LibraryのsetXACloseStringメソッドに渡されます。

RMID

java.lang.Integer

リソースマネジャの識別子を,1以上の正の整数で設定します。設定された値は,DABroker LibraryのsetRMIDメソッドに渡されます。デフォルト値は1です。

XAThreadMode

java.lang.Boolean

XA使用時のスレッドモードを設定します。設定された値は,DABroker LibraryのsetXAThreadModeメソッドに渡されます。

  • trueを指定した場合

    マルチスレッドモード

  • falseを指定した場合

    シングルスレッドモード

デフォルト値はtrueです。

XALocalCommitMode

java.lang.Boolean

XA使用時,トランザクションが分散トランザクションでないとき,データベースのオートコミットモードを有効にするかどうかを設定します。設定された値はDABroker LibraryのsetXALocalCommitModeメソッドに渡されます。

  • trueを指定した場合

    データベースのオートコミットを有効にします。

  • falseを指定した場合

    データベースのオートコミットを無効にします。

デフォルト値はtrueです。

このプロパティはデフォルト値から変更しないでください。

PreparedStatementPoolSize

java.lang.Integer

コネクションプールに割り当てられるコネクションごとのPreparedStatementのプールサイズを設定します。0〜1024の整数で指定します。デフォルト値は10です。また,PreparedStatementPoolSizeとCallableStatementPoolSizeの合計値は,1024以下に設定してください。有効範囲外の値を指定した場合は,デフォルト値が設定されます。

CallableStatementPoolSize

java.lang.Integer

コネクションプールに割り当てられるコネクションごとのCallableStatementのプールサイズを設定します。0〜1024の整数で指定します。デフォルト値は10です。また,PreparedStatementPoolSizeとCallableStatementPoolSizeの合計値は,1024以下に設定してください。有効範囲外の値を指定した場合は,デフォルト値が設定されます。

CancelStatement

java.lang.Boolean

トランザクションタイムアウトや業務アプリケーション強制停止時に,Statementクラス,CallableStatementクラスおよびPreparedStatementクラスで実行中のSQLをキャンセルするかどうかを指定します。

  • trueを指定した場合

    実行中のSQLをキャンセルします。

  • falseを指定した場合

    実行中のSQLをキャンセルしません。

HiRDBに接続する場合は,falseを指定してください。

Oracleに接続する場合で,データベースのサーバまたはクライアントのどちらかがWindowsプラットフォームで,専用サーバ接続をする場合,falseを設定してください。

DBConnector_DABJ_XA.rarを使用する場合に指定できます。

ConnectionIDUpdate

java.lang.Boolean

コネクションIDをDataSource#getConnectionメソッドごとに更新するかどうかを指定します。

  • trueを指定した場合

    DataSource#getConnectionメソッドのたびにコネクションIDを生成します。

  • falseを指定した場合

    DataSource#getConnectionメソッドで新規の物理コネクションを確立したときにコネクションIDを生成し,そのあとは更新しません。

デフォルト値はfalseです。

このプロパティは,接続するデータベースがOracleの場合に指定できます。

logLevel

java.lang.String

DB Connectorが出力するログ・トレースのレベルを指定します。

次の値が指定できます。

  • 0またはERROR

  • 10またはWARNING

  • 20またはINFORMATION

デフォルト値は,0またはERRORです。

注※

bufSizeプロパティに設定するバッファサイズを見積もるための計算式は次のとおりです。

ローカルキューまたは転送キューを使用する場合

(5000+N+M+L+S)/1024(小数点以下切り上げ)(単位:キロバイト)

  • N=ユーザが設定できるJMSヘッダの設定サイズ

    設定するヘッダによって次の値を加算します。

    JMSReplyTo:シリアライズしたオブジェクトのサイズ

    JMSCorrelationID:半角文字数+全角文字数×3

    JMSType:半角文字数+全角文字数×3

  • M=JMS定義プロパティの設定サイズ

    設定するプロパティによって次の値を加算します。

    JMSXGroupID:半角文字数+全角文字数×3

    JMSXGroupSeq:100

  • L=l+m

    l:ユーザ定義プロパティ名のサイズ((半角文字数+全角文字数×3)×プロパティ数)

    m:ユーザ定義プロパティ値のサイズ

    プロパティの型によって次の値を加算します。

    java.lang.String:(半角文字数+全角文字数×3)×プロパティ数

    java.lang.String以外:100×プロパティ数

  • S=JMSメッセージのペイロード設定サイズ

    メッセージのインタフェースによって次の値を加算します。

    TextMessage:半角文字数+全角文字数×3

    BytesMessage:半角文字数+全角文字数×2

    ObjectMessage:シリアライズしたオブジェクトのサイズ

共用キューを使用する場合

(1000+S)/1024(小数点以下切り上げ)(単位:キロバイト)

  • S=JMSメッセージのペイロード設定サイズ

    メッセージのインタフェースによって次の値を加算します。

    TextMessage:半角文字数+全角文字数×3

    BytesMessage:半角文字数+全角文字数×2

    ObjectMessage:シリアライズしたオブジェクトのサイズ

HiRDBを使用する場合で,サイズの大きいメッセージを送受信するときには,連携先のDB ConnectorのbufSizeプロパティをメッセージのサイズより十分大きく設定してください。bufSizeプロパティの値が小さいと,メッセージの受信に失敗する場合があります。