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Cosminexus V11 アプリケーションサーバ Cosminexus Reliable Messaging


4.3.6 管理情報テーブルの一覧

Reliable Messagingの管理情報テーブルは,メッセージを格納するキューを保存するテーブルと管理情報を保存するテーブルによって構成されます。

管理情報テーブルを使用するのに必要な,構成情報(テーブルの個数,列数,行数,名称規則,可変長文字列数,データ長,データ型,キー名,キー長)を次の表に示します。

表4‒2 管理情報テーブルの一覧(テーブルの個数,列数,行数,名称規則)

項番

種類

個数

列数

行数

名称規則

1

システム管理情報テーブル

1

10

1

次に示す文字列を順に連結した名称です。

  • <RMSystemNameプロパティ指定値>

  • "_SYSTEMINFORMATION"

2

キュー情報テーブル

1

23

最大キュー数

次に示す文字列を順に連結した名称です。

  • <RMSystemNameプロパティ指定値>

  • "_QUEUEINFORMATION"

3

FIFO情報テーブル

1

21

最大キュー数と最大通信用グループ数の総数

次に示す文字列を順に連結した名称です。

  • <RMSystemNameプロパティ指定値>

  • "_FIFOINFORMATION"

4

あて先情報テーブル

1

7

最大あて先数

次に示す文字列を順に連結した名称です。

  • <RMSystemNameプロパティ指定値>

  • "_ADDRESS_MAPPING"

5

メッセージ情報テーブル

永続キュー属性のローカルキューまたは永続キュー属性の転送キューの最大キュー数

21

永続キュー属性のローカルキューの最大メッセージ数とスイーパ実行間隔内で登録される最大メッセージ数または永続キュー属性の転送キューの最大メッセージ数の総数

次に示す文字列を順に連結した名称です。

  • <RMSystemNameプロパティ指定値>

  • "_MSG_"

  • <キュー名>

6

共用キュー受信用メッセージ情報テーブル

受信用共用キューの最大キュー数

3

受信用共用キューの最大メッセージ数

次に示す文字列を順に連結した名称です。

  • <RMSystemNameプロパティ指定値>

  • "_SHR_"

  • <キュー名>

  • "MG"

7

共用キュー受信用ライト管理テーブル

受信用共用キューの最大キュー数

4

1

次に示す文字列を順に連結した名称です。

  • <RMSystemNameプロパティ指定値>

  • "_SHR_"

  • <キュー名>

  • "WT"

8

共用キュー受信用リード管理テーブル

受信用共用キューの最大キュー数

4

1

次に示す文字列を順に連結した名称です。

  • <RMSystemNameプロパティ指定値>

  • "_SHR_"

  • <キュー名>

  • "RD"

注※

列数の詳細については,表4-4を参照してください。

表4‒3 管理情報テーブルの一覧(テーブルの可変長文字列数,データ長,データ型,キー名,キー長)

項番

種類

可変長文字列数※1

(VARCHAR≧256)

データ長(バイト)

データ型※2

キー名※3

キー長

(バイト)

1

システム管理情報テーブル

5

1024

既定義型

2

キュー情報テーブル

3

1024

QUEUE_NAME

32

3

FIFO情報テーブル

1または3

256または1024

FIFO_ID

256

4

あて先情報テーブル

1または3

512または1024

LOGICAL_ADDRESS

32

5

メッセージ情報テーブル

2または5

256または1024

FIFO_ID

256

SEQUENCE_NO

20

GROUP_NAME

256

GROUP_MESSAGE_NUMBER

20

6

共用キュー受信用メッセージ情報テーブル

0

0

MSG#

4

7

共用キュー受信用ライト管理テーブル

0

0

8

共用キュー受信用リード管理テーブル

0

0

(凡例)

−:該当しません。

注※1

HiRDBではVARCHAR型,OracleではVARCHAR2型となります。

注※2

データ型の詳細については,表4-4を参照してください。

注※3

キー名は一意にしてください。

データ型および列数の詳細を次に示します。

表4‒4 管理情報テーブルの一覧(データ型および列数の詳細)

項番

テーブル

HiRDBでのデータ型

Oracleでのデータ型

列数

1

システム管理情報テーブル

TIMESTAMP

DATE

2

INTEGER

NUMBER(10)

2

VARCHAR(128)

VARCHAR2(128)

1

VARCHAR(1024)

VARCHAR2(1024)

5

2

キュー情報テーブル

TIMESTAMP

DATE

2

INTEGER

NUMBER(10)

6

VARCHAR(20)

VARCHAR2(20)

6

VARCHAR(32)

VARCHAR2(32)

4

VARCHAR(64)

VARCHAR2(64)

1

VARCHAR(128)

VARCHAR2(128)

1

VARCHAR(1024)

VARCHAR2(1024)

3

3

FIFO情報テーブル

TIMESTAMP

DATE

2

INTEGER

NUMBER(10)

4

VARCHAR(20)

VARCHAR2(20)

8

VARCHAR(32)

VARCHAR2(32)

1

VARCHAR(256)

VARCHAR2(256)

1

VARCHAR(1024)

VARCHAR2(1024)

3

BINARY(10000000)

BLOB

2

4

あて先情報テーブル

VARCHAR(16)

VARCHAR2(16)

2

VARCHAR(32)

VARCHAR2(32)

1

VARCHAR(512)

VARCHAR2(512)

1

VARCHAR(1024)

VARCHAR2(1024)

3

5

メッセージ情報テーブル

INTEGER

NUMBER(10)

4

VARCHAR(20)

VARCHAR2(20)

8

VARCHAR(128)

VARCHAR2(128)

1

VARCHAR(256)

VARCHAR2(256)

2

VARCHAR(1024)

VARCHAR2(1024)

5

BINARY(2147483647)

LONG RAW

1

6

共用キュー受信用メッセージ情報テーブル

INTEGER

1

BINARY(n)

1

BINARY(512)

1

7

共用キュー受信用ライト管理テーブル

INTEGER

2

SMALLINT

1

BINARY(256)

1

8

共用キュー受信用リード管理テーブル

INTEGER

1

SMALLINT

1

BINARY(256)

2

(凡例)

−:該当しません。

注※

nは,ユーザが受信用共用キュー作成時に指定したメッセージ長です。

〈この項の構成〉

(1) 管理情報テーブルの作成方法

管理情報テーブルを作成するには,SQLファイルまたはコマンドを実行します。管理情報テーブルの作成方法を次の表に示します。

表4‒5 管理情報テーブルの作成方法

項番

種類

作成方法

1

システム管理情報テーブル

テーブル作成用SQLファイルを実行して作成します。管理情報テーブルの作成については,HiRDBの場合は「3.4.1(3) Reliable Messagingの管理情報テーブルの作成」を,Oracleの場合は「3.4.2(3) Reliable Messagingの管理情報テーブルの作成」を参照してください。

2

キュー情報テーブル

3

FIFO情報テーブル

4

あて先情報テーブル

5

メッセージ情報テーブル

hrmmkqueコマンド(-tオプションにlocalまたはtransmitを指定し,かつ-mオプションでpersistentを指定する場合)を実行して作成します。hrmmkqueコマンドについては,「8.3.17 hrmmkque(ローカルキューの作成)」および「8.3.20 hrmmkque(転送キューの作成)」を参照してください。

6

共用キュー受信用メッセージ情報テーブル

hrmmkqueコマンド(-tオプションにshr_receiveを指定する場合)を実行して作成します。hrmmkqueコマンドについては,「8.3.18 hrmmkque(受信用共用キューの作成)」を参照してください。

7

共用キュー受信用ライト管理テーブル

8

共用キュー受信用リード管理テーブル

(2) 管理情報テーブルの削除方法

管理情報テーブルを削除するには,SQLファイルまたはコマンドを実行します。管理情報テーブルの削除方法を次の表に示します。

表4‒6 管理情報テーブルの削除方法

項番

種類

削除方法

1

システム管理情報テーブル

テーブル削除用SQLファイルを実行して削除します。管理情報テーブルの削除については,「4.3.2(1) テーブル削除用SQLファイルの使用」を参照してください。

2

キュー情報テーブル

3

FIFO情報テーブル

4

あて先情報テーブル

5

メッセージ情報テーブル

hrmdelqueコマンドを実行して削除します。hrmdelqueコマンドについては,「8.3.8 hrmdelque(キューの削除)」を参照してください。

6

共用キュー受信用メッセージ情報テーブル

7

共用キュー受信用ライト管理テーブル

8

共用キュー受信用リード管理テーブル