Hitachi

Cosminexus V11 アプリケーションサーバ Cosminexus Reliable Messaging


4.3.2 管理情報テーブルの削除

DBMSの動作マシンの入れ替えやReliable Messagingのアンインストールなどによって,管理情報テーブルをDBから削除するときの手順について,次に示します。

  1. アプリケーションの停止

    Reliable Messagingを使用しているアプリケーションをすべて停止します。詳細については,「4.1.3 Reliable Messagingの停止(永続版リソースアダプタの場合)」を参照してください。

  2. 管理状態への移行

    hrmstopコマンドを使用してReliable Messagingを管理状態に移行します。

  3. Reliable Messagingの再開始

    コネクションプーリングで使用中のDBのコネクションや未決着のトランザクションが残らないようにReliable Messagingを一度停止したあと,再度開始します。

  4. 全キューの削除

    hrmdelqueコマンドを使用して,作成済みのキューをすべて削除します。

  5. Reliable Messagingの停止

    Reliable Messagingを停止します。詳細については,「4.1.3 Reliable Messagingの停止(永続版リソースアダプタの場合)」を参照してください。

  6. テーブルの削除

    SQLファイルを使用して,Reliable Messagingの管理情報テーブルを削除します。管理情報テーブルの削除方法を「4.3.2(1) テーブル削除用SQLファイルの使用」で説明します。

なお,キューが削除されている場合も,手順1.〜手順3.,手順5.を実行してから手順6.を実行してください。

〈この項の構成〉

(1) テーブル削除用SQLファイルの使用

(a) HiRDBの場合

DBMSとしてHiRDBを使用する場合,次に示す手順で管理情報テーブルを削除します。HiRDB SQL Executerの使用方法については,HiRDB SQL Executerのドキュメントを参照してください。

  1. SQLファイルの編集

    テーブル削除用SQLファイル(%HRMDIR%\sql\deletetableshirdb.sql)を任意の場所にコピーしたあと,"<RMSystemName>"の部分を「3.3.1 Reliable Messagingのシステム名の決定」で決定した値に変更します。

  2. SQLファイルの実行

    Windowsの場合

    次に示すコマンドでHiRDB SQL Executerを開始したあと,HiRDB SQL Executerの[ファイル]メニューから[ファイルから実行]を選択し,手順1.で編集したSQLファイルを指定して実行します。

    pdsqlw -u <接続ユーザ名>/<パスワード>
           -h <HiRDBサーバのホスト名またはIPアドレス>
           -n <HiRDBサーバのポート番号>
    UNIXの場合

    環境変数PDUSER,PDHOST,PDNAMEPORTを設定したあと,次に示すコマンドでHiRDB SQL ExecuterからSQLファイルを実行します。

    pdsql  <  <手順1.で編集したSQLファイルのパス>
    注※

    接続ユーザ名には,権限を付与した接続ユーザ名を指定します。詳細については,「3.4.1(1)(b) HiRDBのユーザ権限の付与」を参照してください。

(b) Oracleの場合

DBMSとしてOracleを使用する場合,次に示す手順で管理情報テーブルを削除します。SQL*Plusの使用方法については,Oracleのマニュアルを参照してください。

  1. SQLファイルの編集

    テーブル削除用SQLファイル(%HRMDIR%\sql\deletetablesoracle.sql)を任意の場所にコピーしたあと,"<RMSystemName>"の部分を「3.3.1 Reliable Messagingのシステム名の決定」で決定した値に変更します。

  2. GUI版SQL*Plusまたはコマンドライン版sqlplusの起動

    システム構築時のユーザ名を使用してデータベースに接続します。

  3. コマンドの実行

    次の形式で実行してください。

    start <手順1.で任意の場所にコピーしたあと編集したSQLファイルの絶対パス>