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Cosminexus V11 アプリケーションサーバ Cosminexus Reliable Messaging


4.1.1 Reliable Messagingの開始(永続版リソースアダプタの場合)

Reliable Messagingを開始するには,あらかじめプロパティのカスタマイズとデプロイを完了させている必要があります。詳細については,「3.4.5 Reliable Messagingのプロパティ定義(永続版リソースアダプタの場合)」を参照してください。また,Reliable Messagingの開始時に使用するサーバ管理コマンドについては,マニュアル「アプリケーションサーバ アプリケーション設定操作ガイド」を参照してください。

Reliable Messagingを開始する手順を次に示します。

  1. DBMSの開始

    HiRDBまたはOracleを開始します。

  2. J2EEサーバの開始

    Application Serverを開始します。また,アプリケーションの要件に合わせて,必要なApplication Serverのサービスを開始してください。

  3. DB Connector for Reliable Messagingの開始

    サーバ管理コマンドを使用して,リソースアダプタとしてDB Connector for Reliable Messagingを開始します。

  4. Reliable Messagingの開始

    サーバ管理コマンドを使用して,リソースアダプタとしてReliable Messagingを開始します。

注意
  • サーバ管理コマンドでReliable Messagingが開始状態になっても,実際には開始中状態のことがあります。このときにアプリケーションを開始するとReliable Messagingがコネクションを取得する契機でエラーが発生します。ただし,Message-driven Beanの場合は,Reliable Messagingが開始するまでアプリケーションの開始処理が完了しません。開始処理が完了しKFRM01009-I(メッセージログの出力レベルに関係なく出力します)が出力されるのを待ってからアプリケーションを開始してください。開始中状態の詳細については,「4.1.4 Reliable Messagingの状態遷移(永続版リソースアダプタの場合)」を参照してください。

  • Connector属性ファイルの<transaction-support>タグにLocalTransactionまたはNoTransactionを指定した場合,サーバ管理コマンドでReliable Messagingが開始状態になっても,実際には開始処理に失敗していることがあります。このときにアプリケーションを開始するとReliable Messagingがコネクションを取得する契機でエラーが発生します。

  • Reliable Messagingの開始中は,Reliable Messagingが使用しているキュー定義ファイルを削除したり,読み込みができなくなるようなアクセス権限の変更は行わないでください。Reliable Messagingの再開始時にキュー定義ファイルが読み込めない状態であった場合,データベースに未決着のトランザクションが滞留してしまい,Reliable Messagingが正常に開始できなくなります。

  • Reliable Messagingのリソースアダプタを開始するときに,OutOfMemoryErrorが発生しKDJE48571-Eが出力された場合,Reliable Messagingの内部状態が不正になる可能性があります。この場合Application Serverを再起動してください。