Hitachi

Cosminexus V11 アプリケーションサーバ リファレンス 定義編(サーバ定義)


8.2.9 manager.cfg(Manager設定ファイル)

〈この項の構成〉

(1) 形式

次のようにキーを指定します。

<キー名称>=<値>
指定方法
  • キーと値の間のセパレータには「=」を使用します。「=」前後の空白は無視されます。

  • 改行までが値になります。改行文字はOSに従います。

  • 1行は1KB(1024バイト)未満とします。

  • #で始まる行はコメントとみなされます。

  • 値が存在しない行を定義した場合,その行は無視されます。

  • 行頭行末の空白文字や空行は無視されます。

  • 同じキーを複数指定した場合は,最後のキーの値を有効とします。

  • ASCII文字だけ使用できます。

  • ファイルセパレータには「/」を使用します。

  • キーや値の一部に「\」は使用できません。

  • パスセパレータはOSに従います。

(2) ファイルの格納先

(3) 機能

Management Server,運用管理エージェント,それぞれの上で動作するコンポーネントやコマンドに共通の設定を行います。

統合ログとしてManagerの統合メッセージログ,統合トレースログ,コマンド保守ログがあります。

(4) 指定できるキー

指定できるキーとデフォルト値を次に示します。

キー名称

内容

指定可能値

デフォルト

VR

com.cosminexus.manager.log.dir

Managerのログ出力ディレクトリを指定します。

ファイルセパレータには「/」を使用してください。

半角英数字,アンダースコア(_),空白( ),ハイフン(-)以外の文字を含むパスを指定しないでください。

なお,指定したログ出力ディレクトリが不正な場合は,Managerは起動されません。J2EEサーバやバッチサーバ,Webコンテナサーバ(互換機能)とログ出力先が,同じディレクトリにならないように注意してください。同じディレクトリを指定した場合,動作は保証されません。

ディレクトリ名(絶対パス)

<Application Serverのインストールディレクトリ>/manager/log

07-00

com.cosminexus.manager.messagelog.size

統合メッセージログファイル一つ当たりの上限サイズ(バイト)を,4096〜16777216で指定します。範囲外の値を指定した場合は,262144を仮定します。

なお,次の操作をした後に,設定値を変更しても変更は有効になりません。

  • Management Serverの起動

  • 運用管理エージェントの起動

  • Managerが提供するコマンドの実行

値を変更する場合は,バックアップ後に次のディレクトリを削除してください。

  • <Managerのログ出力ディレクトリ>/message

4096〜16777216の整数で指定します。

262144

07-00

com.cosminexus.manager.messagelog.fnum

統合メッセージログファイルの面数を,1〜64で指定します。sinaviagent.log.styleキーでシフトモードを設定した場合は,バックアップファイルの面数になります。

なお,次の操作をした後に,設定値を変更しても変更は有効になりません。

  • Management Serverの起動

  • 運用管理エージェントの起動

  • Managerが提供するコマンドの実行

値を変更する場合は,バックアップ後に次のディレクトリを削除してください。

  • <Managerのログ出力ディレクトリ>/message

1〜64の整数で指定します。

4

07-00

com.cosminexus.manager.messagelog.time

Manager統合メッセージログファイルをローテーションする時刻を,000000〜235959のHHMMSS形式で指定します。ただし,このプロパティで設定した時刻に達する前に,ログファイルのサイズが上限に達した場合,その時点でログファイルをローテーションします。

指定がない場合は,ログサイズだけでローションします。

000000〜235959のHHMMSS形式で指定します。

なし

09-00

com.cosminexus.manager.messagelog.style

Manager統合メッセージログファイルのローテーション方式を指定します。

SHIFTを指定した場合:

シフトモードでローテーションします。

WRAPを指定した場合:

ラップアラウンドモードでローテーションします。

次のどちらかを指定します。

  • SHIFT

  • WRAP

WRAP

09-00

com.cosminexus.manager.tracelog.size

統合トレースログファイル一つ当たりの上限サイズ(バイト)を,4096〜16777216で指定します。範囲外の値を指定した場合は,1048576を仮定します。

なお,次の操作をした後に,設定値を変更しても変更は有効になりません。

  • Management Serverの起動

  • 運用管理エージェントの起動

  • Managerが提供するコマンドの実行

値を変更する場合は,バックアップ後に次のディレクトリを削除してください。

  • <Managerのログ出力ディレクトリ>/trace

4096〜16777216の整数で指定します。

1048576

07-00

com.cosminexus.manager.tracelog.fnum

統合トレースログファイルの面数を,1〜64で指定します。

なお,次の操作をした後に,設定値を変更しても変更は有効になりません。

  • Management Serverの起動

  • 運用管理エージェントの起動

  • Managerが提供するコマンドの実行

値を変更する場合は,バックアップ後に次のディレクトリを削除してください。

  • <Managerのログ出力ディレクトリ>/trace

1〜64の整数で指定します。

4

07-00

com.cosminexus.manager.tracelog.time

統合トレースログファイルをローテーションする時刻を,HHMMSSの形式で指定します。ただし,このプロパティで設定した時刻に達する前に,ログファイルのサイズが上限に達した場合は,その時点でログファイルをローテーションします。

指定がない場合は,ログサイズだけでローションします。

000000〜235959のHHMMSS形式で指定します。

なし

09-00

com.cosminexus.manager.tracelog.style

統合トレースログファイルのローテーション方式を指定します。

SHIFTを指定した場合:

シフトモードでローテーションします。

WRAPを指定した場合:

ラップアラウンドモードでローテーションします。

次のどちらかを指定します。

  • SHIFT

  • WRAP

WRAP

09-00

com.cosminexus.manager.cmdtracelog.size

コマンド保守ログファイル一つ当たりの上限サイズ(バイト)を,4096〜16777216で指定します。範囲外の値を指定した場合は,16777216を仮定します。

なお,次の操作をした後に,設定値を変更しても変更は有効になりません。

  • Managerが提供するコマンドを実行

値を変更する場合は,バックアップ後に次のディレクトリとログファイルを削除してください。

  • <Managerのログ出力ディレクトリ>/maintenance/mmap

  • <Managerのログ出力ディレクトリ>/maintenance/mngcmd[n].log

4096〜16777216の整数で指定します。

16777216

07-00

com.cosminexus.manager.cmdtracelog.fnum

コマンド保守ログファイルの面数を,1〜64で指定します。

なお,次の操作をした後に,設定値を変更しても変更は有効になりません。

  • Managerが提供するコマンドを実行

値を変更する場合は,バックアップ後に次のディレクトリとログファイルを削除してください。

  • <Managerのログ出力ディレクトリ>/maintenance/mmap

  • <Managerのログ出力ディレクトリ>/maintenance/mngcmd[n].log

1〜64の整数で指定します。

4

07-00

com.cosminexus.manager.log.compatible

Managerのログの上位互換性を指定します。

trueを指定した場合:

Managerの統合ログによって不要になったファイルを出力します。

falseを指定した場合:

Managerの統合ログによって不要になったファイルを出力しません。

次のどちらかを指定します。

  • true

  • false

true

07-00