Hitachi

Cosminexus V11 アプリケーションサーバ リファレンス コマンド編


付録E.2 バッチサーバのセットアップ

アプリケーションサーバのシステムを構成するバッチサーバのセットアップについて説明します。

デフォルトの設定では,バッチサーバ名はホスト名です。また,同じホスト内で複数のバッチサーバを起動する場合には,それぞれのバッチサーバに別のサーバ名を割り当ててください。サーバ名を割り当てるときの注意事項については,「付録E.2(4) 複数のバッチサーバを起動する場合の注意事項」を参照してください。

バッチサーバのセットアップの手順について説明します。セットアップに関する注意事項については,「付録E.2(3) セットアップに関する注意事項」を参照して,必要に応じて対応してください。

〈この項の構成〉

(1) Windowsの場合

Windowsの場合のバッチサーバのセットアップ手順を次に示します。

  1. 次のコマンドでカレントディレクトリを移動します。

    "cd <Application Serverのインストールディレクトリ>\CC\server\bin"

  2. cjsetupコマンドでバッチサーバをセットアップします。

    "cjsetup -batch <サーバ名>"

    バッチサーバのセットアップの例を次に示します。この例では,Application Serverのインストールディレクトリは「C:\Program Files\Hitachi\Cosminexus」,サーバ名は「MyServer」です。

    C:\>cd C:\Program Files\Hitachi\Cosminexus\CC\server\bin
    C:\Program Files\Hitachi\Cosminexus\CC\server\bin>cjsetup -batch MyServer

(2) UNIXの場合

UNIXの場合のバッチサーバのセットアップ手順を次に示します。

  1. cjsetupコマンドでバッチサーバをセットアップします。コマンドの実行には,root権限(Component Container管理者を設定していない場合),またはComponent Container管理者の権限(Component Container管理者を設定している場合)が必要です。

    /opt/Cosminexus/CC/server/bin/cjsetup -batch <サーバ名>

    バッチサーバのセットアップの例を次に示します。この例では,サーバ名は「MyServer」です。

    /opt/Cosminexus/CC/server/bin/cjsetup -batch MyServer

(3) セットアップに関する注意事項

(4) 複数のバッチサーバを起動する場合の注意事項

バッチサーバはサーバ名称によって識別されます。インストールされたホストのホスト名がデフォルトのサーバ名称として設定されます。このため,同じホスト内で複数のバッチサーバを起動する場合,それぞれのバッチサーバにサーバ名称を割り当て,バッチサーバをセットアップします。

バッチサーバにサーバ名称を割り当てる場合,同じホスト内では,同じサーバ名称のバッチサーバを複数回セットアップしてはいけません。同じサーバ名称で再セットアップすると,エラーになります。

バッチサーバと接続するCORBAネーミングサービスのホスト名およびポート番号に関する注意事項を次に示します。

ホスト名およびポート番号の設定

同一ホストで複数のバッチサーバを同時に起動する場合,CORBAネーミングサービスとの接続に使用するホスト名およびポート番号が両方とも重ならないようにしてください。ホスト名およびポート番号は,usrconf.propertiesで設定します。

また,usrconf.propertiesのwebserver.connector.ajp13.portキーおよびejbserver.http.portキーで設定されているポート番号には,同時に起動するバッチサーバ間で異なる値を使用するように設定してください。