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Cosminexus V11 アプリケーションサーバ リファレンス コマンド編


7.3.5 stop

指定した論理サーバ,J2EEアプリケーションまたはJ2EEリソースを停止します。

サブコマンドstopに指定できる引数を次に示します。

表7‒6 サブコマンドstopに指定できる引数

引数

説明

ターゲット指定

論理サーバ

ホスト

allServers

運用管理ドメインに定義された論理サーバを定義された起動順序の逆順で停止します。

server [graceful[:<waitTime>]]

"-t"オプションで指定された論理サーバを停止します。

"graceful"が指定された場合,計画停止します。

app <displayName> [force]

"-t"オプションで指定された論理サーバで開始している<displayName>のJ2EEアプリケーションを停止します。

"force"が指定された場合,強制停止します。

resAdapter <displayName>

"-t"オプションで指定された論理サーバで開始している<displayName>のJ2EEリソースを停止します。

resJavaBeans

"-t"オプションで指定された論理サーバで開始している<displayName>のJavaBeansリソースを停止します。

(凡例)

○:指定できます。

−:指定できません。

注※

<displayName>は,J2EEアプリケーションまたはJ2EEリソースまたはJavaBeansリソースの表示名(displayName)を示します。

stopでは,次の2種類の操作を実行できます。

注意事項
  • start/stopサブコマンドを実行した直後に,同一論理サーバに対して同様の処理を実行する場合には,まず-sオプションを指定してstart/stopを実行し,その処理の完了を待ってから次のコマンドを実行してください。

  • listサブコマンドで取得されるステータスは,start,stopなどの他のサブコマンドの処理の実行状態に関係なく,呼び出し時点での情報を返します。そのため,startコマンドによる起動処理が完了する前に"working"のステータスを返したり,stopコマンドによる停止処理が完了する前に"stopped"のステータスを返したりすることがあります。

  • 停止対象の論理サーバのうち,異常停止ステータスの論理サーバは停止済みとし,該当論理サーバを停止処理のリトライ対象としません。09-70以前では,異常停止ステータスの論理サーバに対して停止処理のリトライを行います。そのため,異常停止ステータスの論理サーバに対して停止処理を行うと,最大監視時間(-lオプションの値(デフォルトは60秒))によるタイムアウトまで待ち,戻り値1で終了します。

  • 論理J2EEサーバの接続するCTMに設定している論理CTMサーバを停止する場合,論理J2EEサーバを先に停止し,論理J2EEサーバの停止処理が完了したことを確認してから論理CTMサーバを停止してください。論理J2EEサーバの停止処理が完了していない状態で論理CTMサーバを停止したとき,論理CTMサーバの停止に失敗することがあります。論理J2EEサーバの停止処理が完了したことはJ2EEサーバのプロセス(cjstartsv)の停止で確認してください。