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Cosminexus V11 アプリケーションサーバ リファレンス コマンド編


ctmstsstart(稼働統計情報の取得開始)

〈このページの構成〉

形式

ctmstsstart [-h]|[[-CTMDomain <CTMドメイン名称>] [-CTMID <CTM識別子>]
            [-CTMInterval <時間間隔>] [-CTMCheckInterval <時間間隔>]]

機能

稼働統計情報ファイルへの情報の取得を開始します。

CTMデーモンを開始する前にこのコマンドを実行するとエラーになります。

引数

-h

コマンドの使用方法が表示されます。

-CTMDomain <CTMドメイン名称>

CTMドメインマネジャが属するCTMドメイン名称を1〜31文字の英数字,またはアンダースコア(_)で指定します。"CTM"または"ctm"で始まる文字列は指定しないでください。省略した場合は"CTMDOMAIN"が設定されます。

-CTMID <CTM識別子>

稼働統計情報ファイルへの情報の取得を開始する,CTMデーモンのCTM識別子を1〜31文字の英数字,ピリオド(.),またはアンダースコア(_)で指定します。"CTM"または"ctm"で始まるCTM識別子は指定しないでください。ピリオド(.)は,IPアドレスを指定する場合だけ使用できます。マルチホームドホスト環境で使用する場合は,-CTMIDオプションは省略できません。

省略した場合は,IPアドレスがCTM識別子に設定されます。

-CTMInterval <時間間隔>

稼働統計情報ファイルに情報を取得する時間の間隔(単位:分)を1〜1440の整数で指定します。省略した場合は"1"(分)が設定されます。

-CTMCheckInterval <時間間隔>

コネクション情報を取得する時間の間隔(単位:秒)を1〜60の整数で指定します。コネクション数が多くなるとコネクション情報の取得に時間が掛かるので,コネクション数が多い場合は,指定する値を大きくしてください。省略した場合は"60"(秒)が設定されます。

戻り値

0:

正常終了しました。

0以外:

コマンド処理中にエラーが発生したため,異常終了しました。出力されるメッセージに従って対策したあと,再度コマンドを実行してください。

注意事項

ctmstsstartコマンドを実行して-CTMIntervalオプションに指定した時間が経過した時点で,稼働統計情報ファイルに情報が出力されるとは限りません。これは,ctmstsstartコマンドを実行して最初にXX時YY分00秒(X,Y:符号なし整数)となった時から,稼働統計情報の取得が開始されるためです。この取得開始から-CTMIntervalオプションに指定した時間が経過した時点で,稼働統計情報ファイルに情報が出力されます。

例えば,ctmstsstartコマンドに-CTMInterval 1を指定して,18時10分30秒に実行すると,稼働統計情報の取得は18時11分00秒に開始され,稼働統計情報ファイルが出力されるのは18時12分00秒となります。