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Cosminexus V11 アプリケーションサーバ リファレンス コマンド編


ctmstsed(稼働統計情報の編集と出力)

〈このページの構成〉

形式

ctmstsed  [-h] [-CTMEdit <編集出力形式>[,<編集出力形式>...]]
          [-CTMInterval <時間間隔>] [-CTMTime [<開始時刻>][,<終了時刻>]]
          [-CTMQueueName <キュー名>[,<キュー名>...]]
          [-CTMMethod <メソッド名>[,<メソッド名>...]]
          [-CTMCsv] [-CTMStdout]
          [<稼働統計情報ファイル名>[ <稼働統計情報ファイル名>...]]

機能

稼働統計情報ファイルに,取得した稼働統計情報を編集して出力します。デフォルトはテキスト形式です。

出力できる情報は次の3種類です。

引数

-h

コマンドの使用方法が表示されます。

-CTMEdit <編集出力形式>[,<編集出力形式>...]

編集および出力する稼働統計情報の種類を指定します。

  • nod:CTMノード全体でまとめた情報を編集および出力します。

  • que:キュー単位のスケジュールキュー情報を編集および出力します。

  • mtd:メソッド単位のリクエスト情報を編集および出力します。

省略した場合は,nod,que,mtdのすべてが設定されます。

-CTMInterval <時間間隔>

稼働統計情報を編集および出力する時間の間隔(単位:分)を1〜1440の整数で指定します。ctmstsstartコマンドの-CTMIntervalオプションに指定した時間間隔の整数倍を指定してください。整数倍を指定しない場合は,編集結果が正しく出力されません。

省略した場合は,"10"が設定されます。

-CTMTime [<開始時刻>][,<終了時刻>]

稼働統計情報を編集および出力する範囲を,データの取得時刻で指定します。

時分月日年をhhmm[MMDD[YYYY]]の形式で指定します。月(MM),日(DD),および年(YYYY)を省略すると,現在の年月日が設定されます。

指定できる値の範囲を次の表に示します。

記号

意味

値の範囲

省略の可否

hh

00≦hh≦23

省略できません。

mm

00≦mm≦59

省略できません。

MM

01≦MM≦12

省略できます。

DD

01≦DD≦31

省略できます。

YYYY

1970≦YYYY

省略できます。

開始時刻を省略した場合は,ファイルの先頭から終了時刻までが出力範囲になります。終了時刻を省略した場合は,開始時刻からファイルの最後までが出力範囲になります。また,開始時刻と終了時刻の両方を省略した場合は,稼働統計情報ファイルのすべての情報が編集,出力されます。

-CTMQueueName <キュー名>[,<キュー名>...]

稼働統計情報を編集および出力するキュー名を1〜63文字の英数字,またはアンダースコア(_)で指定します。

このオプションは,-CTMEditオプションに"que"を指定する場合,または-CTMEditオプションを省略する場合に指定できます。

バッチアプリケーションを実行するシステムでは,キュー名としてスケジュールグループ名を指定してください。

-CTMMethod <メソッド名>[,<メソッド名>...]

稼働統計情報を編集および出力するメソッド名を指定します。

このオプションは,-CTMEditオプションに"mtd"を指定する場合,または-CTMEditオプションを省略する場合に指定できます。

-CTMCsv

編集および出力の結果をCSV形式(コンマで区切ったテキスト形式)で出力します。

-CTMStdout

編集および出力の結果を標準出力に出力します。

表6‒4 引数(コマンドオプション)の組み合わせ一覧(ctmstsedコマンド)

コマンドオプション

-h

-CTMEdit

-CTMInterval

-CTMTime

-CTMQueueName

-CTMMethod

-CTMCsv

-CTMStdout

nod

que

mtd

-h

△-h

△-h

△-h

△-h

△-h

△-h

△-h

△-h

△-h

-CTMEdit

nod

△-h

×

×

que

△-h

×

mtd

△-h

×

-CTMInterval

△-h

-CTMTime

△-h

-CTMQueueName

△-h

×

×

-CTMMethod

△-h

×

×

-CTMCsv

△-h

-CTMStdout

△-h

(凡例)

○:同時に指定できます。

△:△のあとに続くオプションが有効になります。

×:同時に指定できません。

−:該当しません。

-hオプションとほかのオプションを指定する場合,-hが優先されます。

<稼働統計情報ファイル名>[ <稼働統計情報ファイル名>...]

編集および出力する対象となる稼働統計情報ファイル名を指定します。半角スペースで区切って,最大256個のファイル名を指定できます。省略した場合は,標準入力から入力します。

戻り値

0:

正常終了しました。

0以外:

コマンド処理中にエラーが発生したため,異常終了しました。出力されるメッセージに従って対策したあと,再度コマンドを実行してください。

出力形式