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Cosminexus V11 アプリケーションサーバ 運用管理ポータル操作ガイド


8.2.4 構成情報の退避/回復

[構成情報の退避/回復]画面を次の図に示します。

図8‒4 [構成情報の退避/回復]画面

[図データ]

〈この項の構成〉

(1) 機能概要

次に示すManagement Serverの構成情報を退避,または回復します。

論理サーバの環境設定を変更する場合に,現在のManagement Serverの構成情報を残しておきたいときは,構成情報の退避を実施します。構成情報を退避しておくと,変更前の構成情報に戻す場合に,退避しておいた構成情報ファイルから回復できます。

この画面で設定した内容は,それぞれの機能の操作画面でツリーペインの[ツリーの初期化]アンカーをクリックしてツリーを更新したあと,有効になります。

(2) 表示手順

画面の表示手順を次に示します。

  1. 運用管理ポータルで[Cosminexus Management Serverの設定]アンカーをクリックします。

  2. ツリーペインで[構成情報の退避/回復]をクリックします。

(3) 操作手順

画面での操作手順を次に示します。

退避の場合
  1. 構成情報を退避するファイル名を[構成情報ファイル名]に設定します。

    ファイル名は,絶対パスで指定してください。

  2. [退避]ボタンをクリックします。

    [構成情報ファイル名]に指定したファイルと同名のファイルがあった場合には,上書きするかどうかを確認する画面が表示されます。エラーが表示された場合は,[戻る]アンカーをクリックして原因を取り除き,再度実行します。

回復の場合
  1. 回復したい構成情報を持つファイル名を[構成情報ファイル名]に指定します。

    ファイル名は,絶対パスで指定してください。

  2. [回復]ボタンをクリックします。

    エラーが表示された場合は,[戻る]アンカーをクリックして原因を取り除き,再度実行します。

(4) 画面詳細

画面に表示される項目およびボタンについて説明します。

構成情報ファイル名(必須)

構成情報ファイル名を絶対パス(256文字以内)で指定します。

退避の場合

構成情報を退避する構成情報ファイル名(Management Serverが稼働しているマシンの任意のディレクトリにある任意のファイル名)を絶対パスで指定します。

回復の場合

回復したい構成情報を持つ,以前に退避した構成情報ファイルの絶対パスを指定します。

[退避]ボタン

現在の構成情報を[構成情報ファイル名]に指定したファイルに退避します。

[回復]ボタン

[構成情報ファイル名]に指定したファイルから構成情報を回復します。

[リセット]ボタン

指定した内容をリセットします。

(5) 注意事項

退避,および回復対象となる構成情報は,運用管理ポータルの「運用管理ドメインの構成定義」,「論理サーバの環境設定」,「論理サーバの起動/停止」または「論理サーバのアプリケーション管理」で設定した情報です。このため,構成情報を回復しても,実サーバの環境は回復されません。構成情報の回復を実施したあとに,再度,[設定情報の配布]画面で設定ファイルの配布を実行してください。