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Cosminexus V11 アプリケーションサーバ 運用管理ポータル操作ガイド


2.1 インストールと初期設定

ここでは,運用管理ポータルを使用したシステムを構築するための準備として,Application Serverをインストールして初期設定する操作の概要について説明します。なお,このマニュアルではDeveloperのインストールや環境設定については説明しません。Developerのインストールや初期設定については,マニュアル「アプリケーションサーバ アプリケーション開発ガイド」を参照してください。

インストールと初期設定の流れを次に示します。

  1. Application Serverをインストールします。

    マニュアル「アプリケーションサーバ システム構築・運用ガイド」の「2.2.1 Application Serverのインストールについて」を参照してください。なお,インストールする製品のエディションは,構築するシステムの構成によって異なります。マニュアル「アプリケーションサーバ システム設計ガイド」で確認してから製品をインストールしてください。

    Application Serverのインストール後,必要に応じて次の内容を設定してください。

    Component Container管理者の設定

    UNIXでシステムを構築および運用する場合は,構成ソフトウェアであるComponent Containerのインストール後に,Component Container管理者を設定できます。Component Container管理者を設定すると,スーパーユーザ以外でもサーバの起動・停止などの操作が実施できるようになります。Component Container管理者の設定については,マニュアル「アプリケーションサーバ システム構築・運用ガイド」の「4.1.3 Component Container管理者を設定する(UNIXの場合)」を参照してください。

  2. 環境変数を設定します。

    インストールした製品の種類,使用する機能に応じて,必要な環境変数を設定します。環境変数の設定については,マニュアル「アプリケーションサーバ システム構築・運用ガイド」の「4.1.11 システムの環境変数を設定する」を参照してください。

  3. リソースおよびメモリ所要量を設定します。

    Application Serverをインストールしたマシンで使用するリソースおよびメモリ所要量を設定します。リソースおよびメモリ所要量の見積もりと設定方法については,マニュアル「アプリケーションサーバ システム設計ガイド」の次の個所を参照してください。

  4. 必要に応じて,データベースの設定をします。

    データベースを使用する場合は,環境変数や権限の設定など,データベースに接続するための設定が必要です。データベースの設定については,マニュアル「アプリケーションサーバ システム構築・運用ガイド」の次の個所を参照してください。

  5. Management Serverのセットアップと環境設定をします。

    アプリケーションサーバを利用したシステム構築では,Management Serverを使用します。Management Serverを初めて使用するホストでは,Management Serverをセットアップして環境設定をしてください。セットアップおよび設定については,「2.2 Management Serverの設定手順」を参照してください。

  6. 必要に応じて,システムの起動と停止の設定をします。

    Management Serverや運用管理エージェントを自動で起動または停止する場合は,起動と停止の設定が必要です。設定方法については,マニュアル「アプリケーションサーバ 機能解説 運用/監視/連携編」の「2.6.3 自動起動の設定」を参照してください。