7.2.4　J2EEアプリケーションの新規作成

インポートしたEJB-JAR，WARを基にJ2EEアプリケーションを作成します。また，EJB-JAR，WARで使用するRARを追加します。

〈この項の構成〉

(1)　EJB-JARファイルの追加

次に示すコマンドを実行してEJB-JARファイルを追加します。J2EEアプリケーションがない場合は，J2EEアプリケーションが新規作成されます。

実行形式

cjaddapp ［＜サーバ名称＞］ ［-nameserver ＜プロバイダURL＞］ -type ejb -name ＜J2EEアプリケーション名＞ -resname ＜EJB-JAR表示名＞

実行例

cjaddapp MyServer -type ejb -name adder -resname adder

cjaddappコマンドの詳細については，マニュアル「アプリケーションサーバリファレンスコマンド編」の「cjaddapp（リソースの追加）」を参照してください。

次に示すコマンドを実行してWARファイルを追加します。J2EEアプリケーションがない場合は，J2EEアプリケーションが新規作成されます。

実行形式

cjaddapp ［＜サーバ名称＞］ ［-nameserver ＜プロバイダURL＞］ -type war -name ＜J2EEアプリケーション名＞ -resname ＜WAR表示名＞

実行例

cjaddapp MyServer -type war -name adder -resname adder_war

次に示すコマンドを実行してRARファイルを追加します。J2EEアプリケーションがない場合は，J2EEアプリケーションが新規作成されます。

実行形式

cjaddapp ［＜サーバ名称＞］ ［-nameserver ＜プロバイダURL＞］ -type rar -name ＜J2EEアプリケーション名＞ -resname ＜RAR表示名＞

実行例

cjaddapp MyServer -type rar -name adder -resname account-rar

J2EEアプリケーション作成時には，EJBホームオブジェクトのJNDI名前空間（HITACHI_EJB/SERVERS/＜サーバ名称＞/EJB/＜J2EE APP名称＞/＜Enterprise Bean名称＞）の＜J2EE APP名称＞に該当する名前が自動的に割り当てられます。JNDI名前空間については，マニュアル「アプリケーションサーバ機能解説基本・開発編(コンテナ共通機能)」の「2.3　JNDI名前空間へのオブジェクトのバインドとルックアップ」を参照してください。
展開ディレクトリ形式のアプリケーションに対しては，EJB-JARファイル，WARファイルおよびRARファイルの追加はできません。
拡張子が".jar"ではないEJB-JARファイル，拡張子が".war"ではないWARファイル，および拡張子が".rar"ではないRARファイルは，application.xmlを省略したアプリケーションに追加できません。
フィルタは，web.xmlを省略したWARファイルに追加できません。
J2EEアプリケーション名には，半角英数字（0〜9，A〜Z，a〜z），または次の特殊文字だけを指定してください。

プラス（+），ハイフン（-），ピリオド（.），キャレット（^），アンダースコア（_）
J2EEアプリケーションを作成したあとでは，J2EEアプリケーション名を変更できません。